ホテル滞在中、同行者が囲碁の番組を見ていましたが、チャンネルを変えてみると、今度はビリヤードだけをずーっと放送している番組がありました。
あっ!ビリヤード…
ん?何か違います。
ビリヤード台にはポケットが全くなく、玉は白、黄、赤の3つだけで、番号もふられてなく、明らかに私達の知っているビリヤードではありません。
自分の玉を打ち、2つの的球に当てるのですが、最初の的玉に当てた後、直接ぶつけず、ただひたすらにボールは端から端に当たり続け、最終的に2つ目の玉に当てると良いようなのですが、意味が分かりません。
勝ち点を取ると、ずーっとミスをしない限り順番は相手と変わりません。
そして大きな点を取ると、マスクを着けたチアガール的な女の子2人組が笑顔でポンポンを振ります。
それだけでもとても見ていて面白いのですが、競技している韓国のある女性の目が鋭すぎるのです。
怖い、怖すぎる…
これ、テレビ的に大丈夫?
怖すぎて爆笑してしまいます(爆)
彼女は、例え自分の番がずっと来なくて、10点以上の点差がついて負けそうになっていても、じっと椅子に座り、鋭い眼光でビリヤード台を睨みつけています。
それをカメラは待ってましたとばかりに彼女の顔をアップ!
怖すぎるって!WWW
すると、客席にカメラが回ると、応援のカードの中央に彼女の鋭い表情の顔アップの写真が入り、「QUEEN
キムガヨン」と書かれております。
なるほど、この女性はきっと韓国のビリヤード界では有名な女王なのね…
対戦相手と10点差以上ついたというのに、ミスをして彼女の番になると、
情勢は変わり逆転。
最後の最後で一瞬だけ笑みを浮かべますが、基本鋭い眼光です。
そして世界大会の最終戦で勝った瞬間、彼女はビリヤードキューを両手で掲げ、トロフィーを頂くと満面の笑みを浮かべます
それがまた怖すぎるのですが、これが彼女の魅力
結局彼女のその表情に、私達3人は惹きこまれてしまい、男性の競技も含め、そのビリヤード番組も、ずーっと見続けてしまったのでした(笑)
(プチ情報)
ポケットのないビリヤードは、キャロムビリヤードと呼ばれているそうで、
アメリカや日本で主流のポケットビリヤードに対し、
キャロムビリヤードは主にヨーロッパで人気だそうです。
その中でもスリークッションと呼ばれる競技は難易度が大変難しいそうで、韓国ではとても人気が高く、世界的にも強いそうです。
競技内容がそれほど分からなくても、とても面白い番組なので、お勧めです。