総合掲示板

韓国旅行の最後の1夜を楽しもうと、コネストで予約しました。

このホテルは1974年の創業ですから、約50年の歴史があります。その間、最低限の補修はやってきたようです。いや、最低限の補修しかしなかったのかも知れません。

写真は私が宿泊した部屋です。ひょっとしたら、他の部屋はリニューアルされているのかもわかりません。困ったのは水道のコックです。なかなか動かせません。手を置いて体重をかけると、ギイギイ音を立てながら動きました。温度調節をしようと左右に動かそうとしましたが、私の力では無理でした。

1階のロビー奥には蚊がいます。コガタアカイエカです。日本脳炎を媒介する蚊ですが、韓国ではこの病気の発生はほとんどありませんから、心配はいりません。ただ、体質によっては、刺された箇所が赤くはれることがあります。
それにしても、私の血を吸った蚊がアル中になっていないかと心配です。

ここまでなら、私は何も文句は言いません。

夜9時ごろ、ホテルへ帰ろうとすると、ホテルに続く道がすべて閉鎖されていました。理由も告げず、「入れない。あっちへ行け」というだけ。
やっとの思いで、ホテルの近くまでたどり着けました。すると、ホテル横の坂道を登って裏口から入るように誘導しようとしました。多人数で威圧的でした。
後でわかったことですが、9時から12時過ぎまでの予定で、日本統治時代を題材とした映画を撮影していたようでした。
「腰が痛いから、坂道は無理。ここで待たせてほしい」と懇願しました。それでも、執拗な威圧は続きました。

撮影のシーンが変わる僅かな隙に、了解を得て、ホテルのロビーの椅子にまでたどり着きました。部屋まで行く気力も失せていたのです。すぐに当直支配人がやってきて、「このホテルに泊まっているのか？部屋番号は？」と問いました。
「チェックインの時に顔を見たから覚えているでしょう？」と言うと、「ああ」と言って立ち去りました。

ロビーでの撮影となり、スタッフは、私を移動させるために、撮影用具の入った箱を横からずらせて、私の足にぶつけました。それでも動かずにいると、実力行使でした。私が座ったままの椅子を左右から持ち上げて、私をロビーの隅に移動させました。そこでは、蚊（複数）の熱烈歓迎を受けました。

支配人を手招きして「なぜチェックインの時に教えてくれなかったのか。わかっていればもっと早く帰ってきたのに」と言うと、「私は6時からの勤務。チェックインの時の担当が伝えたはずだ。私は関係ない」と言うので、「それはホテルを代表して言っているのですか」と問うと「さあ仕事、仕事」と言いながら立ち去りました。
私への対応は仕事のうちには入っていないようでした。

ホテルのために、そして人生の先輩として支配人のために忠告しようと思い、撮影が終わるのを待ちました。しかし、結局相手にされませんでした。諦めて、部屋にたどり着いたのは、日付が変わった午前１時でした。

帰国前日に楽しい夢を見ようと思って予約したのですが、寝る前に悪夢を見ました。眠れないときのためにかかりつけ医に処方してもらっている入眠剤を最大許容量飲みました。悲しくて涙が出ました。

利用時期：2023.05