|
韓国近代彫刻の先覚者、権鎮圭(권 진규)のアトリエは、城北区東仙洞の静かな住宅地にありました。
師の名前の前には、「悲運の彫刻家」と 苦悩の言葉が記されます。
当時は、抽象的な作品が主流で 写実派の師は、早過ぎた天才だったのかもしれません。
自ら人生に終止符を打った師のアトリエには、当時を偲ぶ物が残されています。
事前申し込みで、毎月最終土曜日に見学する事ができます。
7〜8名位集まると出来るようで、残念ながら そのチャンスに恵まれませんでした。
応答のある筈もない門扉にそっと触れ アトリエを後にしました。
♫ どんな運命が 愛を遠ざけたの
輝きは 戻らない
わたしが今死んでも〜♫
落ち葉の黄色い石段を下りながら ふと 厳かなパイプオルガンの音色が よぎりました。
2019年11月30日の出来事。
利用日:2019.11.30
|
|
|
|
ソウルやソウル近辺でふらっと小さな美術館や美術展をみるのが好きです。
この方のお名前は初めて知りました。
日本でも学ばれているようですね。
具象彫刻が好きな私はこの投稿にくらっときました。
とてもロマンチックなお話で・・・。
(彼の最後はロマンチックではないのですが。)
早く韓国に行きたいと強く思っています。
ありがとうございました。
|
|
|
|
chebiccoさま 返信ありがとうございます。
ふらっと〜みるのが好きです。素敵な書き出しに私もくらっと致しました。
その方面に明るく、ご自身のテーマを大切に旅を楽しんでられるご様子を羨ましく思います。
自分の内面をえぐる様に 創作に没頭する〜常に自身と向き合い、決して妥協を許さない そこには 楽に生きない、生きられなかった師を感じます。
日本とも繋がりの深い師は、武蔵野美大に学び 日本人との間に一子をもうけた様ですね。そのDNAが引き継がれている、夢のある話です。
例え訪韓が叶ったとして、募集人数の関係もあり、私がアトリエを観れる機会は、訪れない…とも。
あぁ、これも人生なりけり。
ご返信に感謝。
|
|
|
|
|
|