最近、庶民食だった食べ物が、どんどん高額になり、気軽に食べられないなと思う事が多くなりました。
こちら福岡でも、バブル位までは、ラーメン、もつ鍋といえば、庶民食だったのに、あれよあれよという間に価格は高騰し、気軽に食べられる料理ではなくなり始めております。
それは、韓国でも同じで、キムパブやチヂミまでもが高額になり、庶民の食事じゃなかったの?とその金額に驚く事があります。
初めて訪れる、東莱。
おのずと知れた、パジョンの有名な場所でもあります。
せっかくなので、どうしても食べたい!
そう思って調べますが、パジョン1枚30000W以上と高額すぎて、手が出ません。
数人で行けばかなりの金額になります。
こういう時は、地元のアジュマに聞くのが一番と、釜山博物館の方にお伺いすると、快くこちらのお店を教えて下さいました。
金剛公園を少し下ると、東莱パジョン通りという名の通りがあります。
その中の一軒なのですが、すでに縁側では、登山帰りと思われるアジョシ達がソジュなどを飲みながら、パジョンを食べていました。
期待が膨らみ、中に入ると、オンドル席があったので、私共は登山後で足が痛かった為、床に座ります。
笑顔のアジュマが、3人で1枚の注文だというのに、嫌な顔一つせず、応対して下さいました。
マッコリを注文すると、「サンソン?」と聞くのです。
「えっ!?山城マッコリがあるのですか?」と喜んで聞き返すと、笑顔で頷きます。
なんとこちらには、有名な金井山城マッコリがあったのです
程なくして、パジョンが到着…信じられません。
1枚12000Wだというのに、ものすごいボリューム
そして、その味は、私達が今まで食べていたチヂミと呼ばれる食べ物とは、異なるものでした。
四角いパジョンには、イカがしっかり入り、ニラというか、ワケギなのでしょうか?
生地がもちもちして、そのワケギがとても風味が良いのです。
ビールを飲みながら、相方がすぐに「ここまた来よう!」と言いました。
金井山城マッコリは、マッコリジャンに注ぐと、蕎麦の色をしています。
慌てて裏面を見ますが、分からないので、アジュマに聞きますが、蕎麦は入っていないとの事。
相方に、少しだけ飲ませましたが、大丈夫でしたので、蕎麦は、やはり入っていないようです。
その風味は独特で、コクがあるというのでしょうか?
ここでしか飲めないという嬉しさからすぐに1本空けました(3500W)
バンチャンもしっかりついてきて、こんなに安くて、美味しくて、ボリューミーでいいの?
と、一同テンションは最高潮でした。
壁の写真に誰か写っていたので、文字を読むと、「ペクジョンウォンの三大天王」という番組に出られたようです。
その時は、誰の事か分かりませんでしたが、先日、パボさんに教わった韓国の有名な料理家の方だったのですね!
接客、味、雰囲気、お値段、すべて最高得点のお店でした^^