北の料理が味わえる人気店、南部ターミナルの鳳山屋(봉상옥)へ 行って参りました。
そんなに広くない店内。
2人用の正方形のテーブル、そのテーブルを合わせて4人用にしたりと、フレキシブルな造りです。テーブルは 20卓ぐらいありました。
すらりとした長身の社長さんと思われる男性が 案内下さり、席につく事ができました。
こじんまりした店内ですが、繁盛店故、人懐こい笑顔の社長さんは忙しく、それでも軽快な動きで仕事をこなして いかれます。
丁度お昼時、マンドゥク、キムチマリクッスが人気のようです。
私は、オジンオスンデ(오징어 순대)をお願いしました。
韓国式ソーセージ、スンデ(순대)。
元々は、平壌〜咸鏡道の料理のようですね。
オジンオスンデ(오징어 순대)は、朝鮮戦争で避難したお年寄りが江原道 束草市アバイ村に移り住み 広まったと知りました。アバイとは、咸鏡道の方言で お年寄りを指すようです。
お待ちかね、オジンオスンデが運ばれて参りました。
これは美味しいそう、美味しいに違いない。
イカと、もち米。そう、これはもう
イカ飯です。
出汁で炊いていない イカ飯
例えば、「新しいイタリアンメニューです」って 出されたら「あぁそうなんですね、実に美味しいです。」と、応えてしまいそうな 国境を越えた美味しさです。
付け合わせに、干したタラ?のキムチが、ありました。
甘辛く、芳醇。食感は、珍味、柔らかなサキイカのようです。
お酒の好きな方でしたら、これだけで
かなりの量 呑めるような気がします。
うーむ、オジンオスンデ、美味
しきりにうなづきながら頂きました。
ふと入り口を見ると、数組のお客様が並んでおられました。
皆様待ち望んだ美味しい目的があるのでしょう。
バトンを託す時がきました。
美味しいオジンオスンデ、優しい社長さん、最後には、日本語で「ありがとうございました。」と。
びっくりしましたよ、ここで日本語が、出てくるとは。
美味しい余韻に 嬉しい余韻、南部ターミナルの鳳山屋は、とても良いお店でした。
ありがとうございます。
2019年4月23日 訪問。