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ソウル城郭沿いのトレッキングを楽しむようになってから３年ぐらい経ったでしょうか。行く度にトレッキングコースの整備が進み、足元が泥だらけにならずに気軽に行けるようになりました。

ソウル城郭の辺り一帯は特定警備地域として、城郭沿いのトレッキングコースには数メートルから数十メートルおきに軍人さんの見張りが沢山立っています。だからと言って物々しさがあるのかと言えば決してそうではなく、皆さんそれとなく通行人と城郭の周辺を見張っていらっしゃるという感じです。危険とか恐怖とかいう言葉には程遠い雰囲気、寧ろどちらかというと「恥ずかしそうに」という表現が合っているかも知れません。若い軍人さん達です。

途中のマルバウィ案内所で北岳山探訪の申請書に記入をしてパスポートを見せ、入山票を貰ってそれを首に掛けてから山頂に向かっての山歩きが始まります。申請書はハングルです。私が行く度に偶々だったのかも知れませんが、受付け係の中には日本語を話す人が必ず一人は配置されているような・・・。申請書には、ソウル滞在中の宿泊先名、住所、電話番号などを記入しますので、それらを控えておいたら受付が短時間で済みます。

まあ、それにしても毎回、この城郭沿いの空気と景色が素晴らしい事と言ったら！未だ飽きません。彰義門の向こう、仁王山越えに挑んだこともあります。仁王山の山頂から慶熙宮の方まで下りて来るこのコースは、本格的な靴と心構えがなければとんでもない岩場と階段の攻撃に遭います。初めて行った時は何も知らずにムートンブーツとスカートでした。周りの登山者から変な目でジロジロ見られましたね。