私が訪問した4日後に、板門店の北朝鮮兵士が脱北して銃撃されたニュースが流れました。
私が板門店を予約したときは、正直言って緊張感もなく好奇心だけでしたが、行ってみれば、そこはまさに南北のプライドをかけた、国の意地と意地とが張り合う場所。そんな争いのために、多くの国民が心を痛め、若者は兵役し、離散家族は国への想いを募らせ、脱北者は未だに悪夢で目を覚ます日々が続いている、学ぶべき場所でした。
北朝鮮への宣伝放送や、平和の村(?)のタワーの高さ合戦など平和に暮らす私には理解できないことばかりでした。
色々なツアーがあるようですが、やはり板門店とDMZの1日ツアーをお勧めします。
板門店はもちろん、午後からの第三トンネルもぜひ見ていただきたいところです。(トンネルはモノレールが休止中で往復徒歩でしたが、その規模を知るためにも、徒歩をお勧めします)
1日ツアーのメリットは、多くの場所を見ることが出来るのも良いですが、何よりガイドさんから多くの話を聞けることです。
わたしたちのツアーでは、日本人2人にガイド1人、バスの中はほぼ満席で各国の皆さんは英語のガイドでした。私たちの貸切(になってしまった)ガイドさんは板門店専門のガイドさんなので、国連側からの信用も厚く、物知りで日本語もとても流暢で、世間話にも付き合ってくれてとても満足でした。脱北者の女性もバスに同乗し、北朝鮮のことについて丁寧に話してくださいました。
ガイドさんのオススメにより売店で北朝鮮の山ぶどう酒を購入しました。
DMZ内には地雷が埋められている場所がまだまだ残っています。南北の境界線が消えて、人が自由に行き来できるように、南北統一出来、また、私たちも北朝鮮と交易して、互いに富を分けあえる世の中になると良いなと思った所でした。
南北の駅がつながれば、ヨーロッパまで路線で旅できるそうです。そんな駅にも入場できました。
お昼ご飯プルコギは日本のすき焼き味でまあまあでしたが、お肉が固くて噛み切れませんでした
丸呑みです。
トイレは観光ポイントでバスが止まるところには必ずありますし、ガイドさんがトイレ誘導してくださるので心配いりませんでした。
板門店の水色の家!?の滞在時間は10分ないくらいでしたが、相手側の都合により使用中の時は入れないみたいです。
こわごわでしたが、慣れたガイドさんが、良いポジョンの誘導や写真撮影を手際よくしてくださったのでリラックスできました。
また、服装はジーンズなど割とラフでも良い感じでしたが、遊びではないので、決まりを守った方が良いと思います。