|
韓国の光と影。ヒュンダイやサムスンなど急成長する韓国経済、韓国ドラマやKPOPなど世界的な韓流ブーム、そんな明るい華やかな面だけでなく、韓国が背負っている厳しい現実にも目を向けてみたいと思い、高校生の娘を連れて参加してみました。
目の前に北朝鮮の兵士が立っているものだと思っていたのですが、韓国側のツアーのときには青い部屋は南側に貸し切りになるとのことで、韓国の兵士しか会うことはできませんでした。そのため思っていたほどの緊迫感はありませんでしたが、それでも38度線を越えたところに今自分が立っているのだと思うと(青い部屋の中でのみ、北朝鮮の領土に入れます)ドキドキしました。
青い部屋に入る前に講堂に各社のツアー客が集められ(総勢100人くらい?)、スライドを使っての韓国軍兵士の説明を聞きます。日本人は少なく、他のアジア系もいましたがヨーロッパ系が多かったように思います。
その説明をしてくれた韓国軍兵士の方が超イケメンさんでびっくりしました。英語も流暢で、対外的な仕事であるため、やはり容姿、語学などの選考基準がしっかりとあるのだと思いました。
娘は政治的なことに全く興味がなかったわけではありませんが、今回のことでこれから朝鮮戦争のことをいろいろ調べてみたいという意識をもったようです。大学に進んだら、国際的な勉強をしたいと言い出しました。流暢な英語でプレゼンをしてくれた兵士さんに感化されて、英語も韓国語も勉強したいとも言っています。
(イケメン兵士さんだけに女子高生には影響力があったのでしょう。多少不純な動機?でも、国際問題に関心を持ち勉強熱心になってくれるのなら、喜ばしいことです。)
また、JSAの前に寄った戦争記念館も意義深く、マッカーサーの仁川上陸作戦が特に印象に残りました。日本語ガイドのウーさんがしっかりと説明してくれたので、予備知識がない私でも理解できて助かりました。
「先人の苦難があり、今の繁栄を享受できている自分たちがいる。若い世代はそんな今の幸せに感謝しましょう」
「南北に分断一千万の離散家族がいる。想像してみてください、今、そこにいる家族としばらく会えなくなったと思ったら、60数年経っているんですよ。どんな気がしますか?今家族と一緒でいられる幸せを感じてください」
ガイドのウーさんは、こんなメッセージを私たちに伝えてくださいました。
今までの韓国旅行で一番印象に残ったのがこのツアーです。娘も連れて行ってよかったです。
また、ウーさんは、兵士さんと一緒に写真を撮りたいという娘のミーハーな願いもかなえてくださいました。今その写真は娘の待ち受けになっています(笑)本当にありがとうございました。
|
|
|
|
「板門店(JSA)ツアー 中央高速コース」のその他のクチコミ
|
|
|
|