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こんにちは。「낫또（ナット）」は韓国では高級健康食品です。
cbak様が撮られた写真の商品で、6つ8000ウォンぐらいします。日本の「おかめ納豆」が3つ100円程度なので、価格差は4～5倍でしょうか。

韓国には「清麹醤（チョングッチャン）」という、味噌のような発酵食品（下写真左）があり、これでチゲをつくると、納豆ソックリの匂いを放ちます。つまり、韓国人にはナットは「未知の悪臭」ではありません。私の当地の親族（複数。保守的味覚の中高年韓国人）も、食べた事がなく、自分では買いも作りもしませんが、食卓に出すと、糸のネバリを億劫がりつつも普通に食べます。

韓国のテレビショッピングに多い「あれもこれも作れる調理器（ヨーグルトなど）」でも、メニュー例として、チョングッチャンやナットが頻繁に登場しています。

全国民が食べるわけではないのは、「習慣が無かった」ことと、上述のように「高額だから」だと思われます。
以前は豆腐系メーカーや冷凍の輸入モノなどがひっそり売られていた程度ですが、ここ２、３年でオットゥギやチョガチッなど複数の国産メーカーも出すようになりました。最近は10個とか16個のお徳用パックのセールなども見るので、値段ももう少し下がるかもしれませんね…。

横から失礼します。
韓国にも納豆があると知ってちょっと驚きましたが、日本の納豆との違いを確かめたくなりますね。
知人に納豆は苦手だけど「チョングッチャン」は好きという韓国人が居たので、

「納豆」と「チョングッチャン」は匂いも味も似てるのに何故？
と訊いてみたら、

「チョングッチャン」はスープだから平気だけど、「納豆」は固形なので…

と、分かるような、分からないような答えでしたが、味覚というのは奥深いものだなと思いました。

添付の醤油の味ですか…そういえば、日本では、地方によって市販の味噌や醤油も「売れ筋商品」の味が違うことがありますよね。

話が一段落したところですが、「日本の納豆と韓国のナットの違い」です。

スチロール容器＋本体の上にシート。ソース＆カラシ付きという構成は同じですが、
・国産（＝韓国産）豆使用を謳ったものが多い
・菌もわざわざ国産種菌と記載したものあり。マッコリも実は日本由来の菌を使った
　ものが多いが、納豆も「舶来菌」優勢？
・日本では粒が大中小、黒大豆や「ひきわり」などあるが、韓国は基本「茶色小粒」
・パッケージの色が違うのは、豆ではなく添付ソースの違い（柚子味、黒酢味など）
・数年前は、日本の納豆より豆が微妙に固かったが、改良された感あり

そして、売り方にも違いがあります。日本では２～３個を１セットで売る事が多いですが、韓国メーカーは多くの場合、２個セットを３～6組詰めたもの（＝６～12個）が１セットです。
emartで10＋2個セットを見て「こんなに食べられますか？」と試食の女性に訊いたら「冷凍保管できますよ」とのこと。
日本的発想では「冷凍とかしたら、菌が死んじゃわないか？？」ですが、海外の日本食スーパーでは確かに冷凍納豆をよく見ます。そういえば、韓国でも、数年前は、冷凍売りが多かったです。韓国産のものも冷凍だったのは「あまり買う人がいないので、生で並べておくと期限切れで臭くなってしまう」からだったのでしょうか…。

かな～り前の（２００３～２００４年）ソウルは新村の現代百貨店で、納豆を購入したことがあります。
日本製のものが一銘柄のみで、冷凍でした。

ちなみに、夫の実家（ごく普通の日本人）では、かなり昔から納豆を冷凍保存してますよ。
「冷蔵だと干からびるから」とのことで…。我が家でも大量購入した後などに消費期限間際のものを延命させるべく、冷凍庫に入れてます。食べる時は冷蔵庫で自然解凍です。

韓国に長期滞在中で下宿生活、オール韓国食な毎日でした。特に日本食を欲していたわけではないのですが…見つけた以上は買わずにはいられなくて購入しました。

お値段は三個パックで３５００ウォンくらいだったかな？日本だったら、９８円程度（当時）のフツーの物でしたよ。

下宿のおばちゃんに、やたらと珍しがられたことを記憶しています。

思い出話しですみません。