ソウル在住の者です。食事中の方には申し訳ございませんが、トイレの話です。
韓国旅行サイトや、その他のネット上で「便器が詰まるため、使用後の紙を流せず、けっこう高級なホテルでもトイレ個室内のゴミ箱に紙が山盛り」という書き込みを目にします。
確かに、飲食店などの外出先で「山盛りゴミ箱」はしばしば見ます。トイレの構造、紙の質、下水道の脆弱さなど、詰まりの原因に関する仮説は複数あるようです。
が、最近、「このゴミ箱に紙を捨てないで下さい」「トイレットペーパーは便器に」という貼り紙が増えてきたのです。ただ、「配置された紙のみを」「適当量」などと、詰まりに対する弱気な表現も目立ちますが。
きのう立ち寄った、地下鉄6号線駅構内のトイレにも、複数言語で「サニタリーボックスは衛生用品専用である」旨の注意書きが貼られていました。この駅のみならず「地下鉄5、6、7、8号線では」とあります。
長年、外国人旅行者、特に、トイレの機能性や快適さにコダワる日本人の話のネタとなってきた「山盛りトイレ」は、やはり駆逐の方向に向かっているのか
と驚き、個室内にシャッター音を響かせてしまいました。隣りに人がいたら、変態と思われたかもしれません(いませんでしたが)。
ということで皆さま、トイレ個室のゴミ箱周辺に貼り紙があったら、紙を「流さないで下さい」なのか「ゴミ箱に捨てないで下さい」なのかをご確認下さいね
※入口前の、忘れ物注意を呼びかける多国語貼り紙(下3枚目)は、どの駅でも掲示というわけではありません。