忠清南道・保寧(ポリョン)の「ハンファリゾート大川」のレストランというと、当地最高の眺望を自称する、16階の日式刺身店が有名です。
でも、日式刺身店は、2人分で7万ウォン~9万ウォン程度の大皿刺身に「どれがメインディッシュか分からないほど大量なおかず、焼き魚、辛いアラ鍋」が付いてくるセットが主力です。辛いものが苦手だったり、同行者が小食だったりすると、訪問が躊躇されます。
が、ハンファリゾートにはあと1店、韓国料理を出すレストランがあります。1階の「マリス」です。牛肉クッパ、牡蠣釜飯など、韓国でいう「お食事」や、子どもメニューの「トンカツ」「ジャージャー麺」などを出す、カフェ風の店です。
旧正月中の夕食に、牡蠣釜飯(13000ウォン)と、海藻入りアサリスープだという「セモワガクタン(10000ウォン)」を注文。釜飯は15分以上かかるとのことで、先にスープとおかずを出してもらいました。
野菜入りチゲ、牡蠣の辛味和え、白菜とイカのキムチ、ナムル、海苔(大川海苔は当地の名産品です)と、おかずはまあ良い感じです。牡蠣が意外にふっくらしていて美味でした。
海藻アサリスープは、海藻サラダに入っていそうな海藻入りです。「辛くない」との事でしたが、じつは若干の青唐辛子風味です
釜飯は、予想より多めの牡蠣入りで、それなりにおいしかったです。
若いスタッフ達のサービスは静かで良好です。家族客が多いためか、幼児イスやポロロコップ&タヨスプーンなども常備されています。なぜか、私に運ばれてきた箸の2本の長さが違っていたのですが、「あっ…失礼いたしました」と丁重に取り替えてくれました。
刺身や貝焼きなど「モロに海辺!」という料理が続いた後の軽めの食事にオススメかもしれません。なお、メニューは韓・英2ヶ国語でした。