忠清南道・保寧市(ポリョンシ)の「大川(テチョン)」は、最寄の大都市である大田から車で1時間、ソウルからでも2時間ほどの位置にある、韓国ではいちおう有名な避暑地です。
砂浜のかなりの部分がコンクリで固められており、海藻や流木などの漂流物も殆ど無く、砂は他所から持ってきたような質感で、ちょっと人工的な趣きのビーチです。
周辺には大学や企業の研修施設や保養所も多く、海沿いには刺身・貝料理の店がびっしりと並んでいて、夏には大混雑するのですが、冬には閑静・・・と予想して旧正月の連休に行ってみたら、家族連れやカップルでそれなりに混んでいました。
観光案内所前の展望テラス付近では、子連れ客がカモメのような鳥にセウカン(えびせん)を投げて、空中でキャッチして食べる姿を見て喜んでいます。水鳥にスナック菓子は健康によろしくないのではという気もしますが、どの親子も一様に「セウカン」なのを見るに、餌やりのガイドラインでもあるのでしょうか。
なお、このビーチの名物は、夏の「マッドフェスティバル(泥祭り)」
http://www.konest.com/contents/spot_mise_detail.html?id=2253
です。泥石鹸、泥洗顔料、泥シャンプーなどの「泥コスメ」が人気の土産物で、海沿いの「マッド体験館」や、近隣のホテルでも売られています。いえ、実はここまで来なくても、泥コスメはソウル・木洞の「ヘンボッカン百貨店」で売っているのを見た事がありますが