「セマウル食堂」「香港飯店0410」など、食堂チェーンのオーナーとして有名なペク・チョンウォン氏(コネストの『Now!ソウル』では、レストラン業界の新革命と紹介されていました)
http://www.konest.com/contents/nowseoul.html?id=8844
ですが、最近は彼の似顔絵を看板にした「PAIK’S COFFEE」というカフェも支店を増やしています。
先週、弘大・延南洞を歩いていたら「子どもの頃、パン屋で食べたあの味!」という写真に目がとまりました。コッペパンにポテトサラダを挟んだパンです。
「サラダパン 月~土 限定販売 2000ウォン→1500ウォン」との案内に、「韓国のポテトサラダは日本より甘口なことが多い気が」「それ以前に、私は昼ごはんを食べたばかりでは」と思いつつ、1500ウォンなら小さめサイズだろうと思い、知人と2人で入ってみました。
テーブルが3卓ほどの、小さな店です。平日の2時過ぎという中途半端な時間ですが、2卓は客で埋まっています。
「あっ!メリカーノ(味は普通にアメリカーノでした

ホット1500ウォン)」と、写真の「サラダパン」を注文。包装された完成品のサラダパンが即座に出てきました。←特に小さくはない普通サイズでした。
知人が注文の「ホドゥクランチ(クルミとコーンフレークの載ったソフトクリーム。3000ウォン)」は、「乳脂肪のコッテリさはないが、練乳のようなレトロな味」だったとのことです。
作り置きのため、パンが湿って少しヘナヘナしています。そして、案の定、ポテトサラダは日本のものより甘めでしたが、全体的にレトロで、サラダが気前よく大量に入っていて、良い感じです。何よりも、個人営業のパン店や市場でしか見かけない「サラダパン」をチェーン店のカフェで提供するという試みに個性を感じます。
個性といえば、店内のメニュー写真にあった「不良ジュース」も目をひきます。不良が飲むドリンクではなく、非・ヘルシーなジャンクフード(=韓国語で『不良食品』)という意味かと思われますが、自店で出す商品にこの単語を使うとは、なかなか大胆です。
この支店では、大容量のアイスコーヒーと、上記の「サラダパン」が人気のようで、テイクアウト客が複数いました。ラテやアイスティーのほか、「アイスクリムパン(コッペパンにソフトクリームをはさんだもの)」「オクスクリム(粒トウモロコシ入りソフトクリーム)」などのデザートもあるので、甘いもの好きな方にもオススメかもしれません。