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韓国の大学入試イベントとして有名な「修能」。寺や聖堂・教会で受験生の親が祈祷をしたり、当日朝に遅刻しそうな受験生を白バイが搬送したり・・・は、既に当国の風物詩です。昨年は11月13日、今年は確か12日（木）です。

11月上旬～中旬に実施の「修能」と近い時期のイベントに「ペペロデー（11月11日）」があります。このため、中規模程度のスーパーやマートでは「修能生の夜食に！」とか「修能お疲れさま！」とかいうキャッチコピーと共にペペロを売っていたりします。

でも、「餅・韓菓専門店」ではそんなイイカゲンなことはしません。ペペロデーは完全に切り捨て、修能に専念します。

たとえば、ピジュンでは、この時期になると「百発百中」「合格の王」などと命名された詰め合わせセットを販売します。数日前に新村の支店をのぞいてみたら、「２万ウォン以上購入時、ヒツジ毛布を2000ウォンで買える」イベントも実施中でした。また、この時期のピジュンの白色餅の包装には「大福」というロゴが付いていたりします。同社ホームページによると「ダイフク」ではなく「テボク」と読むそうです。

さて、私は以前から「受験に熱心なのも、購入するのも親であるとはいえ、若者のイベントで、小豆餡の餅や飴という内容だけで売れ続けるのだろうか」と疑問を抱いています。いえ、じつは親も既に「餅離れ」が進んだ世代に迫りつつあります。
売る側も同じ懸念を持っているようで、去年は「百発百中大福　あんバター味」が売れ筋商品棚に置かれ、今年は「推薦商品」に「餅＆チョコレート詰め合わせ」が入っています。これからも「洋風」方向の新商品が増え続けるのか、ちょっと興味深いところです。