2015/09/22 6時半頃、釜山駅からバスで向かいました。
影島の街や海を眺めながら、大体40分ぐらい揺られて太宗台の入口付近に到着します。
太宗台公園内を循環する電車のような小型バス「タヌビ」は、まだ運行していませんでしたので(始発は、9:20~)、園内を一周する道路にそって、西側から東側へと歩いていきましたが、いきなりの上り坂
勾配はそれほどでもないのですが、展望台を過ぎて灯台まで、30分ぐらいは延々と上り坂が続きますが、平日の朝方にもかかわらず、運動着姿でウォーキングや散歩をする方が意外にも多かったです。
徒歩だと、およそ1時間弱で園内を一周できますが、東西どちらから回っても、入口からは上り坂で、灯台付近から下り坂になります。
まずは、展望台へ行く途中にあった救命寺に立ち寄りましたが、人気がなくてちょっと寂しい感じでした。
そのまま進んでいくと、写真撮影を禁止する警告文の看板があり、どうやら軍関連の施設が展望台の手前にあるようで、ちょっとだけ脇道を入って覗いてみたところ、かなり物々しい雰囲気だったので早々に退散しました。
20分ほど歩いて、ようやく展望台に到着しましたが、切り立った海岸線と視界いっぱいに広がる海に圧倒されます。
私のほかには誰もいなかったので、この見事な眺望を贅沢にも独り占めすることができました。
よく見ると崖下の岩場には、どうやってそこへ行ったのか、釣り人の姿もありました。
展望台を後にして、さらに10分ほど歩くとようやく灯台に到着します。
灯台は道路から階段をしばらく下った崖の途中にあり、真っ白な姿が青い海と空に映えて本当に美しかったです。
灯台の東側の崖下には、エメラルドグリーンに輝くビーチ(동글동글 자갈마당)があり、岩場を伝って歩いていけそうだったので、思い切って行ってみました。
足場が悪く、道とも呼べないようなところを慎重に進んで辿り着くと、そこには辺り一面、波に洗われて丸くなった小石が転がっています。
そして、波が押し寄せて引いていくときに、小石が波に巻き込まれてガラガラと大きな音を立てるのですが、この音が不思議と心地よく感じます。
さらに、灯台の西側には切り立った崖のような岩場に出られる小道があり、道幅が狭いところだけは柵があるものの、それ以外に何もない絶景が広がっています。
風が強い上に、かなりの高さなので、立っているだけでも緊張しますが、きれいに現れた地層の縞模様と、いくつもの奇岩、そして深い緑色の海は、ずっと見ていても飽きません。
今回は天気もよく、平日の朝で人も少ない状況でしたので、思う存分に景色を満喫することができました。