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先週土曜の午後、地下鉄5号線「鉢山」駅近くに宿泊中の来客と、急に食事をすることになりました。ホテルのスタッフに「近所に良い韓国料理店はありますか」と訊いてみると、受付のパソコンで何やら検索して「チョンサンビョルゴク(青山別曲?)がよろしいかと」との回答です。
その店は、鉢山駅5番出口から徒歩2分ほどの場所にありました。「江原道郷土料理」のコース2種類(9900ウォンと13900ウォン)が主力メニューのようです。13900ウォンの方は完食できなそうな品数だったので、9900ウォンの「モル定食」を人数分注文。←一人分の注文が可能かは未確認。料理の内容的に難しそうです。
モル定食は:
「1.季節の粥 2.季節のサラダ 3.トトリムッジョン 4.マックッス 5.緑豆鶏 6.季節のコッチョリ 7.ジャガイモのオンシミ 8.コンドゥレ飯 9.モシソンピョン」
という9品構成です。
粥(カボチャ)とサラダ(レタス系)は凡庸でしたが、メミルジョン(蕎麦粉チヂミ)よりアッサリ味のドングリ寒天チヂミ「トトリムッジョン」や、蕎麦粉麺「マックッス(ちょっとサラダ風)」あたりから良い感じになってきました。
「緑豆鶏」は、その名の通り、緑豆ベースのソースで煮た鶏肉です。しっとり感のあるモモ肉(だったと思う)が美味でした。「季節のコッチョリ」は、漬けていないざく切り白菜のキムチ味和えで、メニューには「緑豆鶏と食べると美味」とありました。けっこう辛いので私はあまり食べられませんでしたが、辛いもの好きのメンバーは「確かに良い取り合わせだ」と言っていました。
オンシミ(団子汁)は「生ジャガイモで作った団子入り」とあります。イモの粒々入りの団子は黒灰色で、葛湯とコンニャクの中間ぐらいの質感で、未体験の味です。でも、白玉団子のような「いかにもニセモノ」団子入りのオンシミより本格的なような気がします。そして、団子も、控えめなイリコ味のスープも美味でした。
コンドゥレ飯は、素材感満々なアザミ風の青菜が入った力作です(おいしかったです)。デザートの餅「モシソンピョン」は、餅部分が固めでしたが、古くて固いのではなく、元々そういう作りのように思われました。
行く前は「本当に美味しいのか」「というか、このスタッフ嬢自身は行った事がないのでは」と少し疑っていたのですが、なかなか実力派の店でした。ご当地料理好きの方に特にオススメです。
コース2種が主力メニュー
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サラダは凡庸でしたが
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マックッスや
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緑豆鶏が良い感じ
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コンドゥレ飯(右上)の具材は素材感満々
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黒灰色のジャガイモ団子、美味でした
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1階は別の食堂で、
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階段を上がった2階が入口
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- 青山別曲 鉢山店
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