身内がソウル市内の幼稚園・保育園に通う韓国在住者です。
昨2014年、「セウォル号」事故直後に予定されていた春の遠足は、「保護者が心配している」という理由で中止になりました。事故を悲しく思いつつ、「船が沈没すると、バスでの遊園地行きの危険度が増すのだろうか?」と、少し不思議にも思ったものです。
それから1年2ヵ月後、同じ園から「MERS流行に起因する6月○日の××博物館訪問、△日の××公園行き中止のお知らせ」とのお知らせが到来。「外遊びも控え園内での遊戯を増やすため、水鉄砲と水着を持参下さい」との連絡網も回ってきました。
「船の事故後にバス遠足が中止」よりは理解可能な話だと思いつつ、水鉄砲を持って登園すると、マスク着用の子どもや成人に続々と遭遇。道中で会ったマスク着用の知人に「マスク、流行ってますね
」と声をかけたら「流行っているのはマスクではなくメルスですよ
」と言われました・・・。
さて、初夏の6月はスポーツ、公園や浜辺などでの行事、朝鮮戦争開戦に関するイベントなど、人の集まる催事の多い時期ですが、案の定、現地メディアでは「地方自治体による、多くの人が集まる行事の中止」
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2015/06/02/2015060203367.html
が報じられています。
近日中の渡航をキャンセルにされた方は別ですが、韓国国内、特にソウル・京畿道付近で何かイベントを見ていこうと予定されている皆さま、「びっくりするほど人がいなかった」「というか、行ってみたら中止になっていた」という数%の可能性も念頭に置いて下さいね。