昨2014年の11月下旬、「ポロロタクシーが話題だ」で始まる中央日報の記事
http://japanese.joins.com/article/176/193176.html
を目にしました。「タヨバス、ラーバ地下鉄に続き、子どもにも人気のキャラクター『ポロロ』柄のタクシーをソウル市内に走らせ、タクシーのイメージ向上に努める」という内容でした。
記事掲載は運行開始直後だったので「そうか、話題だとは知らなかった」と納得したのですが、2ヶ月以上経った2月現在も、どうも話題になっている気がしません。じつは、今日(10日)初めて目にして、ようやくその存在を思い出したぐらいです。
なぜ話題になっていないのかを考えてみると:
・1000万都市のソウルに、ポロロタクシーはわずか20台
・バスや地下鉄と異なり、タクシーには「路線・時刻表」が無く、どこで見られるか全く不明
・車両が普通乗用車で、一度に利用可能なのは最高でも4人程度
という理由でしょう。
どこで見られるか不明ながらも、予約をすれば乗れるのですが、上記の中央日報記事いわく「予約は一日に計10件に制限する。ポロロタクシーの利用を希望する市民はソウル市公共サービス予約ホームページで搭乗希望日の7日前までに予約すれば良い」との事。 急ぎの用とか、買い物をした荷物が意外に重いとか、突発的に利用される事が多い乗り物なので、これはタクシー利用というより「ポロロタクシーを体験する」ための予約です。
「2015年5月末まで6カ月間テスト運行した後、市民・輸送従事者の意見などを聞いて拡大または持続するかどうか検討」するそうですが、現時点では「ポロロタクシーについてどう思いますか」と訊かれたら「存在自体知らなかった」と答える人が最も多いかもしれません