明洞駅と会賢駅の中間ぐらいにある「ウリ銀行」本店地下1階の「銀行史博物館」に行ってみました。
入口から直進して展示室に行こうとすると、受付嬢が、入口右側にある小部屋から見るのだと教えてくれます。が、この小部屋、資料映像がわらわらと映し出される暗室です。出て再び直進しようとすると「少しお待ちになると、扉が開きます」と受付嬢。・・・1分ほど待つと、確かに、映像が映っていた壁がじゃじゃーんと開いて目の前に展示室が広がりました。ムダに豪華な演出に、ちょっと感動です
19世紀以前の朝鮮半島にも金貸商・両替商はいたかと思いますが、ここは「近代銀行」の博物館らしく、展示は19世紀後半の「外資系銀行の出現」から始まります。観覧客が入場すると、展示のおじさん達にスイッチが入って「また新しく日本人の銀行が」と不満を言い始めます。
おじさん達の部屋の次は、「植民地時代の銀行」「変動の時代の銀行(1946~1960)」「経済成長・金融改革時代の銀行(1960~2000)」と続きます。
歴史展示室を出ると、幼稚園のような謎のスペースです。「貯金箱テーマパーク」とあり、並んでいる動物その他は、よく見るとみんな貯金箱です。さらに、階段を降りると「貯金箱ミュージアム」という展示室があります。
韓国で生活していると、買い物時にもクレジットカード利用が多く、「小銭」は大型マートのカートやコインロッカーくらいにしか使わない・・・ということもあり、「貯金箱」には何だか懐かしさを感じます。
この博物館、入場は無料で、平日の昼間(土曜は営業、日祝は休館)は非常に空いていました。人の多いオフィス街や観光地のすぐそばで、広くてキレイな展示室を独占できる博物館、ぜひ一度お立ち寄りを
なお、歴史展示を見てからふと考えると、ウリ銀行本店の入口にあったレトロな建物写真は、乙支路入口駅近くの支店のようです。