弘大入口駅近くで、若者グループの「今日の昼は南北統一にするか」という会話を耳にして「えっ
」と立ち止まった私は、その「南北統一」が平壌風マンドゥとカルグッスの店だと知り、数日後に訪ねてみました。
午後2時近くで、パンチパーマ系の女性店員たちが食事中です。でも、休憩時間ではないようで、男性のひとり客が数人と、中年女性客グループも2組ほどいます。
平壌 餅/カル(=カルグッス)マンドゥクッ、蒸しマンドゥ、鶏コムタン、鶏カルグッス、牛骨カルグッス、緑豆ピンデトッ が、すべて7000ウォンのようです。私の直前に入った一人客が2人とも頼んだ「カルマンドゥクッ」を注文してみました。
待つこと7~8分、薬味タレ多めの白菜キムチ、タマネギの酢醤油漬け、白飯の後、注文の品が運ばれてきました。トッピングは牛肉煮付けのみと、シンプルです。わりと強めに「牛の骨」な匂いがします。
スープを一口飲んでみると、イリコとかタラとかの魚介系ではなく、匂いの第一印象どおり「牛の骨」味です。真っ白ではないのに、濃厚です。麺は、そう硬くはないのにコシがあります。マンドゥはどこに?と思ったら、平たい大型のキムチマンドゥが底に3つ沈んでいました。皮も具も柔らかめで、あっさり食べられます。
寒さが戻ってきたソウルですが、体が温まる感じの美味でした。連れのいる時に再訪して、鍋もの「マンドゥジョンゴル」や「餅米ドンドン酒(7000ウォン)」も試してみたいものです。
※入口に、営業開始時間は「月~金11:00、土・祝9:30」である旨記載がありますが、店の人いわく、土・祝も「平日より若干早く始める程度」とのことでした