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タプコル公園隣りにある「六矣廛（ユギジョン）貴金属」とかいう宝石店の横に、「六矣廛博物館」というドアがあることに最近気付き、非常に気になったので大晦日に訪問。「2012年開館」とあるので、わりと新しい施設です。

「六矣廛」は朝鮮時代の御用商人組合の名称で、鍾路エリアが本拠地だったようですが、この博物館は当時の商人の使用した道具類だけではなく、2003年の地域再開発時に地下から出てきた「600年の歴史」を展示しているとのこと。

市街地中心部ながらも入口が目立たない小さな博物館で、入館が有料（おとな3000ウォン）ということもあり、混んでいることはあまりなさそうです。ガラス張りの史跡を足元に眺めながら、静かな地下空間を独占できる、贅沢な空間です。

パンフレットは韓国語のみでしたが、入場料支払い時に客が外国人らしいと知った受付嬢は、「これ、試作品ですが私が作ったんです」と、英語版を一部くれました。製作者自身から受け取ったパンフに、ちょっと感動しつつ靴を履き替えて（床の構造ゆえか、観覧時には要・スリッパ着用）館を出たのでした。

何度も訪ねる場所ではないですが、仁寺洞～鍾路三街付近にお越しの方、一度お立ち寄りを・・・。