ここだけの話ですが、「韓国のビールは不味い」というのが定評です。いえ、「エコノミスト」誌に「北朝鮮の大同江ビールより不味い」と言われたあたりから自暴自棄になってしまったのか、愛国色の濃い韓国メディアさえも不味い不味いと公言し始めたようです。
新発売のノンアルコールビールさえ不味かったので、もう筋金入りだ・・・.と思っていたのですが、最近、ハイト眞露社など国産酒造メーカーの「本格派の味」が売り物らしき新商品を複数見かけます。秋冬の発売ということもあり、爽やかさより「コク」タイプが主流のようです。
たとえば、Maxの「オールモルトビア」。ひと缶飲んでみた限り、日本の「モルツ」タイプの味・・・とはいきませんが、従来品よりややコクを感じます。←気分の問題かもしれませんが
ちなみに、Maxには現在「スペシャルホップ2013」という限定バージョンもあるようです。まだ飲んでいないので、従来品と味がどう違うのかは不明ですが。
ちょっと目をひくのが、常温発酵の「エール」タイプの新製品「クイーンズエール」です。
先月の「中央日報」記事
http://japanese.joins.com/article/477/176477.html
でも「コクのあるビールが登場」と紹介された商品です。グラスに注ぐと、泡も淡い褐色で、味わいも確かに濃厚といえます。
が、上記記事では述べられていない問題が1点あります。
近所のホームプラスで見ると、Maxの「オールモルト」は従来の缶ビール+100ウォン程度ですが、「クイーンズエール」は安いほうの「ブロンドタイプ」でも缶2150ウォン、瓶2290ウォン。大型マートの酒売場などに並んでいる、セール品の輸入ビールと競合できるのでしょうか・・・?
それはさておき、韓国でも「季節・地域限定ビール」が売り出され、秋夕・旧正月ギフトにも「ビール詰め合わせ」(現在のギフトセットは洋酒や伝統酒ばかりで、ビールは見ない気が)でプレミアムタイプのビールが・・・という日が来るかもと、若干期待しています。
お酒好きの皆さま、韓国旅行時に買い物に行かれたら、「新発売ビール」もチェックしてみて下さいね