きょう、地下鉄「光化門」駅構内で「愛情表現」と書かれた広告を見かけました。
立ち止まって読んでみると
「周囲の人々の眉をしかめさせる‘愛情表現’
公共の場所での行き過ぎた愛情表現は 自制が必要です」
さらに、自然科学誌「ナショナル○オグラフィック」表紙を思わせる枠の中で、ニワトリがベタベタしています
つまり、「鉄道車両内および駅構内で見苦しくイチャつくのはやめましょう」という内容です。
老人に席を譲れとかエスカレーターで走るなとか痴漢をするなとかは見たことがありますが、「イチャつくな」は初めて見ました。車内・駅構内のモニター画面に流れる「最初に悪い見本が出てくるマナービデオ」でも見たことがない気がします。
広告主は、宗教団体でも米国の雑誌社でもなく「ソウル都市鉄道公社」です。ソウルの電車・地下鉄はこのような広告が出るほど大変な事になっていたのでしょうか。もっとも、「保守的な市民が多いゆえに、熱々カップルへの風当たりが強い」という可能性もありますが。
広告下部には、広告主の電話番号も晒されています。「イチャつく自由を侵害するな!」とか苦情が来ていないか、ひと事ながら心配になったりします。
私自身が地下鉄に乗るのは平日の日中が多いこともあり、あまり気にしたことがありませんが、ソウルで電車・地下鉄を利用される皆さま、眉をひそめる愛情表現、よく目にされますか・・・?