8月上旬の日曜、明洞の「ソウルアニメーションセンター」に行ってみました。
小学校は夏休み、会社員も休暇を取る人が多い時期で、館内は家族連れで盛況でした。
正直なところ、映画鑑賞ルームや、体験室(いずれも有料)を除くと、子どもにとって(というか、大人にとっても)面白い展示物は少ないように思われます。
が、アニメーションセンター内で特筆すべきなのは「キャラクター化粧室」と看板の出たトイレです。
穴があいていたり壁が割れていたり、塀の上から覗いている人たちがいたり、モグラ叩きや射的のような的(まと)が出てきたりで、非常に落ち着きません。というか、男児がモグラ叩きや射的の表示に従って行動するとどうなるのでしょうか。でも、この施設らしい楽しい空間で、また、使用者が多いわりにキレイに清掃もされていました。
「漫画の家」のほうも、1階の図書室、2階の視聴覚室ともに非常に混んでいました。子ども達が視聴中のDVD画面を見た限り、日本アニメも人気が高いようです。
ところで、2階「日本アニメ」棚の中央にどーんと飾られていたのは、鳥山明の「Dr.スランプ アラレちゃん」と、なぜか、世界名作劇場の「フランダースの犬
」でした。そういえば、ポン・ジュノ監督の映画「ほえる犬は噛まない」の原題も「プランドースエ ケ(=フランダースの犬)」だった気が・・・韓国映像界に大きな影響を与えた作品なのでしょうか??
ある程度韓国語が可能な人に適した施設のように思われましたが、マンガ・アニメが好きな方や、「資料」に取り組む時間の余裕がある方には良さそうです。
なお、「漫画喫茶」ではないので館内に飲食店は見当たりませんでしたが、この施設から数メートルの場所に「BrownHaus」と「Mont&夢」というオシャレめな2軒のカフェがあり、少なくともBrownHausの方は(←実際に入ってみた)味も雰囲気も良好でした。