年中同じように見える、大型マートのインスタント麺売場ですが、よく見ると、やはり夏は涼しげな麺が目立ちます。
水冷麺、ビビン冷麺、日式の「ソバ」などはお馴染みですが、きのう立ち寄ったホームプラスで、新商品らしき
「パルドが捜しだした 釜山の別味! 釜山ミルミョン」
というのに遭遇。
「別味(ビョルミ)」というのは「逸品」「珍味」のことだと思われますが、「!」まで付けるとは、よほど熱心に捜したのでしょう。4袋入り3200ウォンとあったので、とりあえずひとパック購入。
袋の裏面には「釜山の代表ミルミョン店」と、実名&写真入りで有名ミルミョン店4軒が紹介されています。
古い順に「開琴ミルミョン」「伽耶ミルミョン」「ヨンナム冷麺・ミルミョン」「国際ミルミョン」・・・釜山通でもミルミョンオタクでもない私には、このチョイスが妥当なものかは分かりませんが、パルド社の並々ならぬコダワリが窺えます。
鍋に湯を沸かしつつ、作り方を見ると
「冷水250ccにスープを入れてツユを作ります。ツユは、薄氷の張った水(冷凍室に1時間程度)で作るとより美味しく・・・」
なんと、より美味しく食べる準備に1時間を要する麺なのです
でも、湯が沸騰しつつあるので、氷水で代用することに。
写真を見て、「ミルミョンには茹で鶏肉では」と思い出しましたが、冷蔵庫にはハムしかありません。パルドの意気込みに比べると、調理する側の心がけが足りなかったようです。
専門店のミルミョンには、「赤くない透明なダシ汁色のツユ+薬味っぽい赤いソース」タイプと「もともと少し赤いツユ」タイプがあった気がしますが、パルド商品は後者の「もともと少し赤い」派です。
フライ麺らしきインスタントなので、モチモチとかコシとはいきませんが、それなりに美味しかったです。スープは赤いですが、ビビン麺のような「モロに辛い」感じではなく、すっきりした味です。
「小麦粉麺で、冷たいスープ」というのは、韓国のインスタント麺では少し珍しい気がします。私自身は気に入ったので、廃盤にならず続くことを願う次第です