ソウルで中東系のエスニック料理というと「梨泰院」なイメージがあったのですが、きのう弘大の西橋小学校そばを歩いていると、英語の「ファラフェル」という看板に遭遇しました。
ファラフェル。確か、イスラエル料理の豆コロッケです。以前食べた記憶では、レタスかキュウリと一緒に、白くて薄くて固いパン生地で巻かれた状態で出てきました。
店の前には「ファラフェルとは」「ひよこ豆について」というウンチクが語られた韓国語の案内が出ています。
読むより先に、思わず入店。
店内の先客2組は、いずれも白人おねえさんでした。
店の壁には「当店は、今年3月に月刊『ビーガン』に紹介されました」「味がお気に召しましたら『ハッピーカウ(注:菜食主義者用の英語レストランガイドです)』にクチコミして下さいね」などとあります。どうやら、菜食な店のようです。
仏教系菜食や、ロハス系菜食の店は韓国でも時々見ますが、これは「ユダヤ教系」でしょうか??反対側の壁には、ヘブライ語や何かエキゾチックな絵・写真入りのフォトフレームが飾られています。
もしや、店長は黒帽子・黒服にヒゲのユダヤ人のオジさんとか・・・と思ったのですが、見たところ、少なくともアジア人です。
裏表が英語・韓国語のメニューを見て、ファラフェルラップ+スープ1/2(7000ウォン)のセットを注文。
スープは、辛くないクリーム色のポタージュ/少し辛い赤いスープ(豆の姿煮入り)から選べるということで、クリーム色のポタージュにしました。
待つこと10分弱。まず、スープが出てきました。豆素材ですが、粉っぽさは少なく、自然な美味しさです。
スープを飲み終えた頃に登場のファラフェルラップは、想像より重量感がある、何というか「外人サイズ」です。
ファラフェル本体も、ドレッシング風のソースも、エキゾチックな香辛料の香りがします。イスラエルに行った事がないので、本場の味かは不明ですが、非常に「外国味」です。
あ、美味しいかマズいかというと、美味しいような気がしました。とりあえず、韓国ではあまり食べられない味です。韓国に長めに滞在の方、肉モリモリの食事が続いて胃がお疲れな方、手頃な価格で非日常が味わえるエスニックカフェ、弘大方面に行かれた際には一度お試しを