総合掲示板

　今日、5月3日に参加しました。3月の終わりにコネスト予約センターを通して申し込みを行いました。今回の春の家族旅行のメインイベントとして楽しみにしており、大変有意義な時間を持つことができました。

　三清閣には、タクシーで向かい入口から歩いて一和堂に行きました。ソウル市内の喧騒は嘘のように閑静で、周囲の山は桜が満開で所々ピンクに染まっており、若葉が新芽を出したばかりで淡い緑が山全体を覆い、絶好のシーズンに訪れることができました。

　案内書によれば韓国の国賓や政治的会談の場所であったとか。平和な現在、歴史ある空間に訪れることができるのは幸せなことだと思っています。

　今回の「滋味・ジャミ」の参加は、昨年ソウル市庁近くの貞洞・チョンドン劇場で公演されている「美笑・ミソ」の中で終始歌われていたパンソリが気に入り、もう一度聞きたくなって参加したものです。

　今年の１月から始まっている演目は６月２８日まで継続されるとのことで、曜日によって出し物が変わるようです。全部楽しむためには５日間が必要です。

　美笑では、韓国語が分からないのに涙が止まりませんでした。今回は、韓国伝統の弦楽器を用いたコンサートでしたのでそこまではいきませんでしたが、離別・イビョルの歌や珍島アリランでは切々と歌い上げる姿に大変感動しました。

　惜しいなと思ったのは、会場が狭いのにマイクを用いて必要以上の音量になり、パンソリ歌手の音声が半減したことです。パンソリ歌手は声量が豊かですので拡声する量は少なくて十分なような気がします。楽器本来の音がもう少し活かされるように工夫をしてほしいところです。パンソリの部分は肉声だともっと善かったように思います。

　注文はさておいて、十分過ぎるほどの料理には大変堪能できました。フランス料理風で韓国の味付けとサービスには感激です。この価格で、コンサートと料理の両方を楽しめたことは、過分すぎる内容と感謝しています。

　韓国に訪れようとする方、来られた方には是非鑑賞をお奨めします。三清閣の三清とは、山が清く、水が清く、人が清いということだそうです。コンサートや料理を楽しむことも勿論ですが、周りの景色や建物の素晴らしさに是非感動して欲しいと思います。