国を問わず「流行りモノは、いたる所で見かけるようになった時には、じつはブームの終焉期である」という法則がある気がします。
最近の韓国では、「○○の品格」「○○の神」といった表現、カクテルの「モヒート」、江南スタイルおよびPSY氏などが挙げられます。
お菓子でいうと、コネスト掲示板でも昨秋頃から話題の「シュニバルレン」。
シュニバルレン・コリアの支店は続々と増加、直営カフェもオープンし、現在、全国に売場が45ヶ所、カフェは5店。類似品も見かけるようになりました。←これも、流行りモノの特徴といえます。
さて、きょう近所のホームプラスで見た「類似品」は、かなり本格的、かつ堂々としていました。
Schneekuken 슈니쿠켄 とあるので、名前は「シュニクケン」のようです。
シュニバルレン・コリア商品との違いは:
1)ハンマーを売っているが、試食した限り、じつは手で普通に割れそうな固さである
2)なぜかココナッツ味の商品が多い
3)袋入りである
4)入れ物は普通の紙箱である
点です。
3)4)は味とは関係ない要素ですが、「どんなに客が並んでいて忙しくても、注文後におねえさんが紙で1つずつ包装する」「3個買うと円筒容器(無料)入り」が原則の先駆店とはポリシーの相違を感じます。
釜山を本拠地に、全国チェーンを目指しているらしく、ホームページ
http://www.schneekukenkorea.com/
には「加盟店開設手順」なる項目もあります(支店情報はないですが)。
流行り廃りのテンポが速い韓国ですが、ブーム沈静化後、「シュニバルレン」の売場は次々に姿を消してゆくのでしょうか。それとも、日本での「ティラミス」のように定番商品としての地位を得られるのでしょうか?
ドイツ・シュラメック社が元祖といわれる「BBクリーム」のように、ローテンブルク生まれでありながら、韓国でさらに多くの企業が売り出し、外国人観光客の定番土産として定着したらビックリですが