新学年が3月に始まる韓国では、2月は卒業の季節です。
今月になって、ソウル市内の保育園・幼稚園の「記念学芸会」を2箇所で見る機会がありました。
幼稚園とか保育園とかの「おゆうぎ」や「学芸会」は、どこの国でも似た雰囲気ですが、やはり国によって微妙に異なるようです。
先日の学芸会で、私が「韓国では、幼少時からこうなのか
」と思ったのは:
1)幼少時から大音量である
たとえば、伝統音楽「サムルノリ」。ぜんぶ打楽器で、いちばん目立つ音は金属製の鉦(かね)です。スピーカーなどを使わなくても、スゴい音量です。
父親が登場しての「風船割り競争」。風船を膨らませて一番先に割った人に賞品という競技で、会場にバンバン破裂音
が響きます。←が、園児の妹弟らしき客席の乳幼児たちはグッスリ寝ています。
2)幼少時から原色・極彩色である
とくに、上記の「サムルノリ」や舞踊「タルチュムノリ」など、伝統ものの衣装が大変ハデ色です。
3)幼少時から、男児はマッチョ、女児はセクシー志向である
「○○組(男):スーパーマン」という題目では、胸部と腹部にモリモリと筋肉がついた衣装の男児たちがマッチョな踊りを披露。では、女児は何をするのかと思ったら「ベリーダンス」でした
4)でも、幼少時から、男児が意外に内気である
先生や客席の母親にしがみついたままでステージに上がらない、ステージ上で恥ずかしがって動かない、演技中に泣き出す
といった子どもたちは、どちらの園でもなぜか男児だった気が・・・。女児はわりとノリノリに演技していました。
5)やはり、幼少時から「キムチ」である
英語教育に熱心な国柄か、公立の園でも「英語ミュージカル」などするのですが、題名が「Let's make キムチ」
大根、トウガラシ、ニンニクなどを頭に付けた少年少女が英語で自己紹介した後、ぐるぐるぐると回ってキムチになります。
「なるほど、こうして韓国人が出来上がってゆくのか・・・」と何だか納得したのでした