11月も下旬になり、ソウルの市街はクリスマス支度
の様相です。
ところが、買い物に行くと、あちこちで「ペペロデーの名残り」に遭遇します。すでに11月11日から2週間近く経っているのですが・・・。
旧盆(チュソク)や旧正月(ソルラル)、バレンタインデーなどのギフト(バレンタインの場合、翌日から即ホワイトデー準備ですが)はもう少しスッパリと片付けられている気がします。
なぜペペロ関連品は長らく残っているのでしょうか?
1)私が住んでいるM区がイナカである。もっとイケてる区では速攻で撤去されている
2)ペペロデーの考案者であるL社や、競合のO社、C社などが「1日で速やかに終了すべし」と考えていない
3)このイベントの贈り物は、ケーキや生ものではなく、日持ちする
などの理由がありえますが、最近考えたのが、
4)先祖・中高年者向けの伝統行事であるチュソクやソルラルは、当該期間に実施・終了しないと「面目が立たない」「礼を失する」が、ひと箱800ウォン程の菓子を贈り合う(主に若者むけ)イベントは、いわば無礼講である
という可能性です。
ソルラルの翌週に恩師への進物を発送する弟子、 祭祀の10日後に帰省してくる息子夫婦などは「不肖」と評価されそうですが、ペペロデーはその心配が無用な行事だといえます。
そういえば、外国発の祭日であるクリスマスの名残りも、けっこう長々と市街に残っている気がします。以前住んでいた韓国の地方都市の百貨店入口では、1月半ば過ぎまで白いトナカイとソリが輝いていました。
・・・と、いろいろ悩んでいたのですが、きょうコンビニで見た「俺たち、ペペロスタイル(『江南スタイル』のメロディーで脳内再生されました)」の広告に「ああ、深い理由はなく、そういうスタイルなのか
」と強く納得してしまいました。
いまは、来月まで残っているかな?と期待したりしています