先日、CNNニュースで「11月第一週から店内でクリスマス音楽を流し始めたカナダの大手薬局チェーンが、『早過ぎる』という客の苦情により中止した」とのニュースを見ました。
確かに、11月上旬は早いような・・・と思ったのですが、コネスト掲示板で「サンタクロース姿のチャン・グンソク」に関する投稿を見たのは10月24日。今から準備していては、肝心の12月下旬までにバテてしまいそうな気も
百貨店や他のカフェ・飲食店チェーンなどは、さすがにここまで早い準備はしていないようですが、それでも韓国でのクリスマス仕様商品や広告の登場時期は早まりつつあるようです(日本も他の国も同様かもしれませんが)。
「購買意欲を誘うための商法」という、実もフタもない事情を別にすると:
1)感謝祭(11月第4木曜)を祝う習慣がないため、ハロウィーンや修能(大学入試)、新参イベント「ペペロデー」からクリスマスまで特に大イベントがない。
よって、これらの行事が終わる頃にクリスマス支度に突入。←ちなみに、ハロウィーンは10月下旬、「修能」は11月上旬、ペペロデーは11月11日です。
2)熱烈カップルの多い近年の韓国では、ロマンチックなイベントであるクリスマスを待望する心が強い。
「クリスマス=恋人と過ごす」という発想はキリスト教的というより「バブル時代の日本」では?という気もしますが、また、熱烈カップルは季節を問わず熱烈ですが、カップルの多いカフェやレストランなどで早々と支度が始まるところを見ると「待ちきれない→早く用意を始める」のかもしれません。
3)「クリスマス=雪

」という連想から、初雪が降る頃にはクリスマス支度を始めても良いのではと考える。
地球温暖化が叫ばれているものの、近年のソウルでは「初雪のようなもの」は11月20日~25日ごろに見られるようです。
・・・といった理由が考えられます。
「サンタクロース姿」登場はまだ上記のカフェベネくらいですが、雪や雪だるまデザインは既に続々登場しています。ここ数日のソウルの寒さだと、さして違和感を感じない気もします。
コーヒーの紙コップが可愛い雪デザインだったり、この時期発売のコスメのパッケージが「今冬限定クリスマス柄

」だったりすると、何だか嬉しくなったりします。←あ、出前チキンチェーンも箱が冬デザインになったりします。
11月に韓国を旅行される皆さま、当地はすでにホワイトクリスマスに向かっています。お買い物や「カフェで一休み」の際は、季節限定モノにもご注目下さいね