訪問日:2012.2.5~6
念願の河回村に行ってきました。
私が行った3日前くらいに50年ぶりの大寒波が来て雪もかなり積もったらしく、正直寒くてどうなのかな?仮面劇や芙蓉台へ渡し舟もやっていないし、と思っていたのですが行って正解でした。せっかく行くのなら泊まることをお勧めします。現地の方とふれあい、世界遺産を身をもって体感できます。
宿泊先は当日行ってから決めました。
● ソウル~安東 高速バス利用
東ソウルバスターミナルから安東市外バスターミナルまで高速バスで2時間50分。
バスターミナルへは2号線の乙支路3街駅から始発の地下鉄に乗り、江辺駅に5:54着で安東行き6:00発の始発に飛び乗りました。せっかく行くのでなるべく早く安東に着きたかったので始発を選択。切符はターミナルを入って右側の窓口の方になります。安東へは8:50到着。料金は15700wでした。
東ソウルバスターミナルの詳細はこちらに掲載しています
http://comm.konest.com/topic/125499
バスの時刻表と料金があるので事前にチェックできて助かりました。ぜひおすすめします。
韓国語なのですが左側に検索するところがあり、【안동】(安東)を探してみて下さい。
https://www.ti21.co.kr/
●安東市外バスターミナル~河回村
安東市外バスターミナルに到着し、迷ったのが市内バスで河回村へ行くか、シティーツアーバスを利用するかでした。どうしても見晴らしのいい芙蓉臺へ行きたかったのですが冬期は渡し舟が出ていないという情報でした。となると、芙蓉臺へは陸路でタクシーを使わないと行けないので、一人旅だったのでコスパを考えてシティーツアーバスを利用しました。
ただ、シティーツアーバスは最小催行人数が10名で催行有無のため、まず安東駅前の観光案内所へ。次の日も安東観光のため資料も入手したかったので行きました
安東市外バスターミナルから安東駅は市内バスで15~20分くらい離れています。料金は1200w、T-moneyカード利用なら1100wだったと思います。安東駅行きのバス停はバスターミナル正面口をいったん出て右へ道を渡ったところの一番手前にあります。1番のバスに乗車、始発なのでバスは停車しています。本数は5~10分おきくらいに出ているようです(0番、0-1番とかも行くようですが1番が早く着きます。一度住宅街に入るので一瞬焦りますがすぐに幹線道路に戻ります。)
安東のバスは前から入って降りるときも前から降りるバスが多いですが、降りるときはカードをかざすと2重に取られますのでご注意ください。
駅の観光案内所は日本語が通じます。ツアーバスがあるか聞いてもらって資料、市内バス・高速のバス時刻表などをもらいました。ツアーバスは安東市外バスターミナルの13番から10:00に出るというので再び戻ることに。
シティーツアーバスが催行するとわかっていれば安東駅に行かなくてもすみますので事前に確認することをお勧めします。高速バスもソウル6:30発でも間に合いますし、仮に催行しなくても市内バス河回村行きが安東駅10:30発なのでこちらも間に合います。
シティーツアーバスは大型バスで通常18000wのようですが、今回どうやら人数が7名だったので8名乗りのバンを利用して25000wでした。タクシーを一人で手配するよりかはるかに安く、ガイド付きでお得です。
冬期で仮面劇がないので行ったところは通常とは違いますがこちら→韓紙工場→芙蓉臺→謙岩精舎→芙蓉臺の絶壁の道→玉淵精舎→花川書院→河回市場(昼食)→河回世界仮面博物館(希望者のみ2000w)→河回村見学→屏山書院
今回は一人だったのでシティーツアーバスにしましたが市内バスで河回村にいく場合は安東駅前か、安東市外バスターミナルを出て幹線道路沿いにバス停46番があります。皆さんがご指摘されていた通りバスターミナルからかなり離れていてとてもわかりづらいです。時刻表はコネストさんのサイト参照、1日8本。時期、曜日、時間にも寄りますが混んでいるときがあるのでやはり安東駅前で並ぶほうが確実かもしれません。というのも次の日に安東駅に行列があり何かな?と思ったら河回村行き14:05発の長蛇の列でした。
● 昼食
河回村には食べるところがありませんので手前の河回市場で食べました。何軒かありますがメニューはそんなに変わらないようでした。安東名物の塩さば定食とチムタクをいただきました。塩さばはとても脂がのって美味しかったです。
● 河回村・宿泊
河回村はとても白川郷に似ています。世界遺産登録前に視察に行かれたようで白川郷のことをよくご存知でした。この時期しか味わえない雪景色の河回村がとても幻想的でした。芙蓉台からの眺めは一生忘れられない眺望となりました。河回村に来られる方はぜひとも押さえておきたい場所です。
あと、ガイドさんのサバイバル精神からなのか?芙蓉台の川沿いは岩場の断崖絶壁なのですがそこを壁つたいに行く数十センチの道があります。そのスリリングな道を通って戻りました。一歩間違えると岩場と川底。人生でベスト3に入るくらいの体験。こんな経験もツアー参加できたからこその醍醐味(?)です
リュ・シウォンのご実家やペ・ヨンジュンが宿泊した北村宅など2時間ほど村をゆっくり回り、最後の見学地・屏山書院のあと、河回村に戻っていただき私だけ降ろしてもらいました。
さて、本日の宿探しですがわらぶき屋根のお宿をリクエストすると、シティーツアーのガイドさんに知り合いがいるということでせっかくなのでお願いしました。ツアーに参加していなくても、河回村の観光案内所に日本人のガイドさんがいますので、予算を言って宿泊先を探してもらえるのでご安心を。お宿は40軒ほどあるらしいので当日で問題ないみたいです。自分で散策しながら部屋を見て探すのも楽しいと思います。宿によりますが30000wくらいからもあるようなので予算も安くおさまります。
私が泊まった宿はこちらです。
★ 徳如斉(トックヨジェ) ←南村宅の近くにあります
豊川面河回里621
TEL054-857-2885 HP010-3586-2885
http://www.namchon.kr/
素泊まり1部屋50000w(2名まで可能なお部屋です) 最大4名の広い部屋もあります(10万w)
部屋にはテレビと布団。共同のバス・トイレは別にあります。勿論お湯もでますので。無線LANは部屋ではつながりませんでした。こんな素敵なところなので逆に必要ないですね。夕食、朝食は前もってのリクエスト次第で別途で作ってくれるようです。
念願のわらぶき草家に泊まりたかったので大満足。とても有名なお宿で安東市観光案内HP(下記)や地球の歩き方にも載っています。お宿の方もとても気さくな方でお勧めです。明日早いのに夜1時間くらいお話をしてくれました。宿主は英語は少しだけ、私は全く韓国語がわかりませんが通じるものですね。漢字の筆談や地図・ガイドブックを見せて会話をしていました。お客は私だけでラッキーでした。
次の日も村を散策して、9:50発で安東市内に戻りました。とても思い出に残る時間が過ごせました。
次回は仮面劇があるときに行きたいなと思います。
● かかった料金 合計111700w
高速バス(ソウル~安東)15700w
シティーツアーバス25000w(入村料2000wなど含む、あと通常は河回市場からシャトルバスに乗り換えますがツアーバスはそのまま村の入口まで行きますのでシャトルバス代はかかりません)
河回世界仮面博物館2000w
市内バス3回乗車 約3300w(T-moneyカードを使ったのでおおよそです)
河回村1泊50000w
高速バス(安東~ソウル)15700w
行って初めてわかったことですが、冬期運休と聞いていた渡し舟が動いていました。
となるとツアーバスの韓紙工場以外は自力でバス(1200w)と渡し舟(?)で行けます。
交通費と宿を安くすればお値打ちで回れますので、予算&時間と相談の上、参考にしてください。
● 参考にしたサイト
安東市観光案内 シティーツアーバス http://jp.tourandong.com/
http://city.andong.go.kr/open_content/jp/
河回村観光案内 宿リストあり(韓国語) http://www.hahoe.or.kr/
韓国語は『こんにちは』と『ありがとう』『美味しい』の3つしか話せない私ですが、地元の方のあったかい心遣いのおかげで素敵な旅になりました。本当に感謝します。言葉が通じなくてもガイドや地図を見せたり、筆談したりと気持ちは通じますので、ぜひ行ってみてください。
そして、最後まで読んで下さりありがとうございました。