|
ソウル在住の友人と一緒に11月5日に行ってきました。
ソウル駅から10時過ぎのセマウル号でチョナン(天安)駅まで行き、そこからバスで約25分ぐらいです。この移動方法だとソウル駅から現地まで2時間弱ぐらい見ておいたほうがいいと思います。
韓国の人にとって大事な記念館がなぜこんな辺鄙な?場所にあるのかというと、天安が、三・一運動で逮捕・獄死し、「韓国のジャンヌダルク」と評されるユ・グァンスンの出身地であること、天安が三・一運動をはじめとする抵抗運動が盛んだったことが理由にあるようです。
正門をくぐって歩いていると、右側にハルビン駅で安重根が伊藤博文を暗殺した場面を再現した展示が屋外にあり、子どもたちが安重根や伊藤博文のマネキンではしゃいでいる場面を見て、いろいろ考えさせられました。
付近一面が広大な公園になっており、独立記念館を見学せずにくつろいでいる人たちもたくさんいました。展示館も多くあるので、本気で全部見て回ろうと思ったら、かなり朝早くから行くか、1泊2日で見学してもいいぐらいです。私は奥のほうにある展示館の見学で3時間半ぐらいかかり、屋外の展示はほとんど見ることができませんでした。7つの展示館の間に売店と休憩所があるので、休憩しながら見学したらいいと思います。
日本語の説明を聴くことができる音声端末を2000ウォンで借りることができ(日本人観光客はパスポートを預ける必要あり)、展示の前に立つと、その展示に関する説明が音声端末のイヤフォンから流れるので、ハングルが読めなくても展示内容を理解することができます。
日本の植民地支配の残虐さ、それに対する抵抗運動についての展示が大半で、その客観性については疑問に思うところがないわけではないですが(特に韓国光復軍についての展示)、韓国の人が幼いころから、このような展示を当たり前に見学して近現代史を勉強している、という事実を知っておくべきだと思います。
バス停から少し歩いたところ
|
伊藤博文暗殺場面の再現モニュメント
| | | |
|
|
|
- 独立記念館
- 天安市にある民族独立への歴史をつづった大規模展示館
- 大田・忠清道 > 天安
|
|
|