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50年前の明洞を眺める
投稿者 : コネストqing 2012-01-10
先週末、「半世紀前の“あの街”の姿が見られる」展示会があると聞いて行ってきた。徳寿宮(トクスグン)内にあり、近代様式の建築が美しい徳寿宮美術館で開催中の「イム・ウンシク写真展─記録の芸術、芸術の記録」だ。 「韓国リアリズム写真の先駆者」といわれるイム・ウンシク(林應植・1912~2001)は、韓国の近現代を代表する写真作家だ。今回の企画は作家の生誕100周年を記念した特別回顧展。1930年代の初期作品から代表作、遺品に至るまで、4つのセクション・260点あまりで構成されている。
「古宮建築」「文化人」など幅広いジャンルの写真を撮ってきたイム・ウンシクだが、数々の展示を尻目にqingが見入ってしまったのが第3展示「明洞(ミョンドン)、明洞の人々」だ。 一方で百貨店が立ち並び繁華街として賑わう姿は、半世紀前から健在。当時の道ゆく人の服装を集めた「明洞のファッション」フォトなるコーナーには、やられた!と思わずにやけてしまった。 明るさの中に陰鬱な時代の影が写された明洞の通り、そして人々。作家に「撮って、撮って、また撮っても際限なく撮りたくなる」といわしめた街の魔力を、作品を知ることができた展示だった。
***** 他にも、白いチョゴリの女性たち、田舎の風景、「3日間は呆然とし、撮影ができなかった」という朝鮮戦争の従軍写真など、見ごたえのある作品がたっぷり。昨年の12月21日から始まっており、2月12日まで。週末(金~日)は21時まで開館しているので(入場は1時間前まで)、ゆっくり見るなら朝か夜から狙い目だ。チケットは徳寿宮と共通で5,000ウォン。こぢんまりとした徳寿宮の散策もあわせて、ぜひ訪れてみてほしい。編集部:qing |
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コメント(4)
12.01.11 / 66kyotoさん
43年前の1970年2月に 韓国縦断の1人旅をしました。当時の写真や資料を たくさん持っていますが、もう処分しようと考えています。ソウルタワーも 地下鉄もなかったソウルの町や カメラを持って 鐘路を歩いていると 「そのカメラを売ってほしい」と 懇願されたのも なつかしい思い出です。
12.01.12 / コネストqingさん
コメント、どうもありがとうございます。
韓国を旅された際のお話、以前掲示板に投稿されていましたよね。
私にとっては未知の世界…楽しく拝見しました。(当時の資料も面白そうです。処分されるとは残念!と思います)
作品の中に、66kyotoさんが同時代に見られた景色もみつけられるかもしれませんね。
展示会は来月までは開催されるので、ご都合が合えばぜひおすすめします^^
12.01.21 / チルレさん
戦争で 破壊された 街並み 幼い子供達 チマ チョゴリの 乙女達 イ ウンシク 写真家の 人に対する
慈愛が 感じました。
ミョンドンを 民衆を 心から 愛してると かんじます。
少しずつ 繁栄する 街並み と 力強く 生きる 人々
昔の ミョンドンと 現在の ミョンドン が 丁寧に 手作り の 地図で 作られたました。
チマ チョゴリ から 洋服 に 移り変わる 歴史的転換期 が よく わかりました。
どこの 国も 女性が おしゃれ して 子供が 美味しいおやつ を 食べて 幸せ そうな 笑顔 の 場所に 幸せの 風 を 天使が 運ぶんだな~~~
昔の 人の 苦労を 思えば 今は 良い時代だと 感じました。
日が暮れて 美術館 の出口の 扉を あけた 風景の あまりの 美しさに ワァー
王様の 玉座の ある 歴史的建物と 近代ビルと 韓国広場の(スケートリングの 光と が 一つの 絵の ようでした。
韓国大河ドラマが 好きな 私は その場所は タイムスリップしたようでした。
今 王様が タイムスリップしたら、近代的ビルや 韓国と日本の 友好を 喜ばれているにでのでは ないかと
大統領とも 酒を 酌み直しながら 未来を 語るのかな?
と 1人 想像してました。
静かで 威厳と 優しさと 悲しみに みちた トクスグン コネストを 見なければ いけませんでした。
いつも ありがとう
12.01.30 / コネストqingさん
コメントありがとうございます。お返事が遅くなり、申し訳ありません。
展示会の丁寧なレポート、楽しく拝見しました。
ファッションの移り変わりや人々の姿など、見るほど発見のある展示だと思います。
おっしゃるように、徳寿宮一帯の風景も魅力的ですよね^^
これからも多様な情報をお届けしますので、よろしくお願いします*