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日韓のみならず、世界中で猛威をふるっている新型コロナウイルス感染症(COVID-19、以下コロナ)

ソウルに住むひとりの市民として、生活の中で感じたことを並べてみようと思います。



●韓国のマスク事情

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旧正月(ソルラル)が明け、韓国にも徐々に感染者が増えた1月下旬~2月上旬。

韓国ではPM2.5 予防にマスクを着用する人はいるものの、日本ほど 冬のマスク率が高くありません。

が、この頃には道行く人の8割ほどがマスクを着用するようになっていました。


幸いにも我が家にはある程度のマスクの備蓄がありましたが、 スーパーや薬局では「マスク売り切れ」の案内をよく目にするようになりました。

頭のどこかでマスク=貴重品というような意識になりました。


マスクと合わせて必須アイテムになったアルコール。

たまたまかもしれませんが、「マスク売り切れ」は見たことがあっても「消毒グッズ売り切れ」を目にすることはありませんでした。


マスク5部制」の効果か、現在は量販店や薬局の店頭でマスクが販売される姿をよく見るようになりました。
外出すると90%以上、ほとんどの人がマスクを着用しているように思います。

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スーパーで大容量タイプのマスク

明洞で微粒子も防ぐタイプのマスク

コンビニでカップタイプのマスク



●これでもか!あちこちでコロナ予防PR

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道にも

スーパーの入り口にも

地下鉄にも 


韓国の報道では、「코로나19(コロナイルグ)」の呼び方が一般のようです。

感染者が増加しはじめた頃をタイミングに、ソウルの歩道や地下鉄、バス停留所など、街の至るところにコロナ予防対策の横断幕やポスターがどんどん設置されました。


設置された当初は少し大げさだな~とも感じていましたが、今思うと、誰もが外に出ると1度は目にするよう感染予防を喚起することで、市民の意識が高まったのかなとも思います。

地下鉄の改札やスーパーの入り口には手の消毒用のアルコールが設置されるようにもなりました。
私が住む集合住宅のエレベーターにも消毒液が設置されていました。
家に帰ったら手洗い!アルコール消毒を見つけたらワンプッシュ!することが生活に馴染みました。

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集合住宅のエレベーター内

地下鉄の改札口

ダイソーには使い捨て手袋も設置されていました


すごく広まった一曲!ではありませんが、韓国のトロット(韓国演歌)番組からコロナ撃退ソングも出ていました^^



●感染者が見つかったらすぐお知らせ
ソウルでは、感染者が発生したエリアの近くにいると携帯電話に「安全案内メール」からお知らせメールが届きます。
区によって多少異なりますが、どこに住むどんな人が感染したかなどが随時分かります。


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ひとつ目のメールには「永登浦区庁からコロナウィルスに感染した区内22番目の患者が発生したこと、患者は20代の女性でアメリカから帰国したことと住んでいる街の名前」が記載されています。
安全案内メール」はどういう感染者がどこで発生したかをすぐに分かるので安心な反面、自分の近くで発生したことが分かると若干~の不安感も抱きました^^;

また、駅など周囲に大勢の人がいる場合、 安全案内メール」を受信した アラートの音があちこちから響き渡って、体験したことのないような雰囲気が漂いました。

感染者が発生した区のホームページやブログに入ると、移動経路や訪問地の消毒状況などより詳しい情報を入手することができます。


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龍山区1人目の患者を例にしました。
移動経路は、本人が話した経路に加え、カードの使用履歴やCCTV(防犯カメラ、ソウル市内いたるところに設置されています)を管轄区庁が確認し、公表されます。

また、韓国の大手ポータルサイト「NAVER(ネイバー)」で「코로나(コロナ)」など関連ワードを入力すると、上部に感染症の現況が確認できるようになったり、「LINE」の「LINE災害速報」アカウントには毎日感染者の現況グラフが届くようになりました。


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NAVERで表示される感染者発生現況

LINE災害速報の現況


韓国人はよくせっかちな国民性といわれますが、

コロナ危ない!

情報って早く知らせたいほうがいいんじゃない?

はい、調べよう!知らせよう!

~のような感じであろうと(笑)、対応が早く臨機応変なところは良いな~と思います。

もちろんルールや決まりごとも大事です。



●選挙の投票場もコロナ対策あり

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投票時のコロナウイルス感染対策

一定の距離を置いて投票の順番を待ちます



4月15日は、韓国の第21代国会議員選挙が行われました。
選挙は予定日通り行われましたが、投票所にはビニール手袋や消毒液が設置され、投票するには体温チェックが必須。
マスクの着用も推奨されていました。

みんなきちんと守って投票をしていました~。


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5月初旬の韓国内の新型コロナウイルスの感染者は、一時期と比べると減少傾向にありますが、油断は禁物。
1日でも早く感染症が終息し、今までの日常が戻ってくることを願ってやみません。




編集部:ぽそし

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