9月上旬の平日、サムジキル近くで「ひとり昼食」を・・・と思い、耕仁博物館のある路地に向かいました。
ふと、路地のいちばん奥に
「シレギパッ(大根葉入りご飯)8000ウォン 午後1時まで千ウォン割引」
という案内が出ているのに気が付きました。
店名は漢字で「草丼」かと思いましたが、ハングル表記が「초정(チョジョン)」なので、どうやら「草井」のようです。
この時の時刻は午後12時48分。
即刻入店し、店員女史に「シレギパッ、1人分頼めますか」「1時までは7000ウォンなんですか」と張り切って訊いてみると(セコい
)、店員女史は腕時計を見て「大丈夫でございます」との答え。
数日前、この近くの韓定食店で「おひとり様注文割り増し価格」を請求されて密かにショックを受けた私ですが、この「草井」には特にそういう制度はなさそうです。
錠剤型おしぼりと水に続いて、店員くんがシレギパッ&おかずを運んできました。
何だか豪華です
イカキムチや、茶碗蒸しっぽくツルンとした口ざわりの「ケランチム」まで付いています。しかも、野菜系のおかずは赤くない・辛くないもの揃いです。
店員くんが「薬味と味噌をかけてお召し上がり下さい」と言っていたので、ネギ類の浮いた醤油系の薬味(辛くない)、おかずと共に登場した薄茶色のモロミっぽい味噌(辛くない)をシレギパッにかけてみました。
看板・メニュー・店内貼り紙すべて韓国語のみの韓食店ですが、中年の日本人(←私です)が美味しく食べられる、健康的な味でした。
ほぼ食べ終わった時に、壁の柱の「ポチョン生マッコリ 1杯1000ウォン」という貼り紙に気付きました。
マッコリの名産地、京畿道・抱川(ポチョン)のマッコリでしょうか?
後から入ってきたサラリーマン風のオジさん2人が「マッコリって、その冷蔵庫に入ってるのがそうなの?じゃ1杯。あ、やっぱ2杯」と昼間から頼むのを見て「もっと早く気付けば私も『ひとりマッコリ』をしたものを
」と無念に思いつつ店を出たのでした。
7000ウォン(11時~13時。おそらく平日限定価格)の豪華&健康的な定食、仁寺洞付近にお立ち寄りの方は一度お試しを