東京都西部在住だったコッテリ好き＆ラオタ（＝ラーメンオタク）の私は、「まぜそば」「油そば」が大好きでした。スープのない太めの麺にコッテリ系のタレがかかったラーメンです。好みによってラー油や酢を加えますが「酢を加えるとサッパリしてしまうので入れない」という不健康っぷりでした。

さて、その「まぜそば」を弘大の「さいたま屋　弘大2号店」で発見（『弘大本店』は閉店したようなので、ここが実質的には本店？？）。「つけめん」は弘大エリアの複数の店で見ましたが、「まぜそば」は珍しい気がします。

「西橋プルジオ」裏手の坂道にある店です。「居酒屋」という提灯も出ているので、ラーメン専門店ではないのかもしれません。「メニュー豊富なラーメン屋」のラーメンは味的にアレだという経験則から「大丈夫だろうか」と少々不安になります。

また、ソウルの美味なラーメン屋というと、カウンター内に厨房があって、湯気の出る大鍋に向かった威勢のいいニイちゃんが「へい、いらっしゃい！」というイメージですが、ここの厨房は店の奥にあり、しかも何だか静かです。かなり不安になります。

が、平日の午後2時頃という中途半端な時間でも、店内には数人の客がいました。

卓上のメニューには「まぜそば　5900ウォン」、壁には「まぜそば　6900ウォン」とあります。←6900ウォンは「エビまぜそば」の価格とのことで「まぜそば」は5900ウォンが正解でした。
待つこと7～8分。「まぜそば」が出てきた・・・かと思ったら、店のオジさんはドンブリを厨房前の台に戻し、何か七味っぽい粉を振りかけてから（かけ忘れていた様子）再びドンブリを運んできました。

トッピングは豚肉、モヤシ、キクラゲ、海苔、ネギと「キュウリ」です。キュウリは「まぜそば」というより「冷やし中華」の具材ではないでしょうか。
非常に不安になったのですが、カイワレの載った「油そば」もあるし・・・と、とりあえず食べてみました。うーん、やはり「冷やし中華」「ラーメンサラダ」という雰囲気の味です。麺はモチモチというよりポツポツという感じの硬めの太麺でした。「料理としては不味いものではないし」「小金井の『H』や吉祥寺の『B』より健康な感じだし」「まあ、夏の味か」ということで完食。

この店は「冷ラーメン（『韓国冷麺』や『冷やし中華』とは別の料理です）」も置いているようなので、次回行くことがあれば試してみようか・・・と思ったりしました。

※　あ、入ってすぐの入口左横に「食券販売機」がありましたが、使用されていない様子でした。