地下鉄2号線の弘大入口、というより6号線「上水駅」の近くに、近代的&高級そうな中華料理店があります。
昼間に店内をうかがうと、客の大部分はスーツ姿です。入口付近に立っている店員氏が落ち着いた長身中年男性なのも「高そうな感じ」を盛り上げています。
店名的にも、雰囲気的にも、いつかコネストに紹介されていた「東天紅 汝矣島店」
http://www.konest.com/contents/gourmet_mise_detail.html?id=2095
の支店のような感じです。
「ということは、チャジャン麺や湯麺は普通に食べられる値段では(東天紅HPメニューには価格記載なし)」
「そして、麺は『緑色』なのでは??」
緊張を感じつつも、緑色麺への期待を込めて店内に入ってみました。
店内は満員なのにわりと静かです。
幸い、店員嬢(やはり落ち着いた雰囲気)が1名で座れる席に案内してくれました。
外から見た時は「皆でフカヒレでも食べているのか??」と思われたスーツ姿の人々は、どうやらわりと普通のサラリーマンのようで、よく見ると湯麺や炒飯を食べています。1人で麺のみの注文でも冷たくされることはなさそうです。
夏季限定メニューらしき「中国式冷麺」「中国式黒豆コングッス」などの写真の誘惑に負けず、「チャジャン麺 6000ウォン」を注文。待つこと数分、ジャスミン茶と漬物3種に続いて、注文の品が運ばれてきました。
紹介記事の写真より、エビが1つ少ない気がします。「でも、その分イカが載ってるし」と思いつつ、具材の下の麺を掘り返してみると・・・、
普通の黄色です
「も、もしや、緑色の麺は汝矣島店限定、またはソウル市内に3店ある『支店』でしか出ないのか?(←弘大店は、市内に約20店ある『加盟店』のうちの1店舗)」
「直営店」と「加盟店」で餡の色が異なる某クルミ菓子チェーン店や、支店によってカキ氷のメニューや価格が異なる某餅チェーン店のことを思い出しながら「まあ、チャジャン麺としては美味なので良いか」と気分を切り替えて完食。
会計時には、さらなるサプライズが待っていました。
なんと、代金には「VAT 10%」が加算されていたのです
わずか600ウォンとはいえ(メニューに+10%の表示があったかは失念)、庶民な私にとって「VAT付きのチャジャン麺」は初の体験でした。まあ、確かに、各座席に目を配りつつ店内を巡回する男女店員、ポットごと運ばれてくるジャスミン茶、食後のデザートなど、サービスは良好でしたが
麺の色と600ウォンはさておき、静かで落ち着いた雰囲気(韓国人が結婚前に相手の家族と会食する『相見礼』などにも使われるとのこと)で、味付けもなかなか上品です。中華料理好きな方はぜひ。私自身は、次回行くことがあるなら「麺の謎」を解明すべく汝矣島店まで行ってみようと思っていますが・・・。