弘大~上水は、個性的なパン・菓子店の多いエリアです。通りを散策していると、個人経営と思われる小さな店をいくつも見かけます。
が、今回訪問のPUBLIQUEは、上水駅の近くとはいえ「通りを歩いていたら、偶然に店を見かけた」という可能性は殆どない店です。
周囲は住宅街、しかも、豪邸とは言いがたい「ふつうの一戸建て家屋」の並ぶ地域です。「よし、あの店に行こう」という意思がなければ、まずここに着くことはありません。
が、店には続々と客が入っていきます。知る人ぞ知る名店と思われます。店の中庭で、店の様子や購入したパンを撮影しつつ食事する若い女性客などいるところを見るに「お洒落な場所」なのかもしれません。
ガラス張りの工房(名刺には『パン工場』とありますが、どちらかというと工房な感じ)では、何となく「おいしいパンを作りそうな雰囲気」の眼鏡のおにいさんが作業中です。
中庭から店内に入ってみました。タルトやマカロンもあるとはいえパン中心の品揃えですが、以前見た日本映画「洋菓子店コアンドル」を思い出すような、質実ながらも粋な雰囲気です。
チアバタ(1800ウォン)とシューケット(5個で1800ウォン)を買ってみました。その買い物中にも、どやどやと4、5人連れの韓国人中年女性グループが到来(なにげに押しのけられた気が
)。イートインスペースで飲食すべく、パンとコーヒーを注文していました。若い女性やカップルばかりではなく、近所の人や中高年層にも人気のようです。
「クリームが入っていない、皮部分だけのシュー菓子」であるシューケットは、シュークリーム以上に腕と素材を問われるお菓子ですが・・・サクッとした食感にバター風味で、おいしかったです
ちょっと複雑な立地ではありますが、このエリアにお立ち寄りの際はぜひお試しを。