忠南大学に面した弓洞（クンドン）のメインストリート付近に、「宇宙少年団」と看板が出た正体不明の店や中国食品店、出前中華料理屋などが並ぶ通りがあります。

この通りの飲食店には概して客がいないのですが、なぜか一軒だけ繁盛している店があります。
店名が「スンデタウン」、入口に「スユッ（茹で豚）　ジョンゴル　スンデ」とあるので、スンデおよび豚肉料理の店のようです。
きょう（4月上旬）も、外から店内を窺うと、一人客や若いカップルが食事中です。さっそく入ってみました。

店内には、けっこう本格的にスンデの匂いがただよっています。
壁の2つの絵は「スンデクッパは4000ウォン、テジクッパは5000ウォンである」ことを簡潔に表示したものと思われます。なお、「スンデクッパ4000ウォン」は、現在の大田広域市のスンデクッパ相場（通常、5000ウォンまたはそれ以上）より安価です。

店の中年女性は、とくに愛想はないものの、素早く注文を取りに来たり、空になったおかず皿を見ると客に「お替り持ってきますか」と訊いたりと、なかなかのサービス精神です。
スンデクッパを注文。迅速に出てきました。花柄トレーごと一式を置いていったので、トレーに載った状態のまま食べてみました。

容器は他店より少し小さめ？という気もしますが、少し白濁したコクのあるスープ、見た目より多めに入ったスンデとコプチャン類、スープに入ったご飯を食べ終えると、かなり満腹になります。
また、付け合わせはレバー（臭みがなく、しっとりした食感）にアミ塩辛、大盛りの大根キムチと、価格に比して豪華です。

オシャレなカフェや洋食店も多い学生街ですが、気軽に韓国的な食事を・・・という時にぜひ。

Yuseong◇さん

先月トッポッキ屋さんのスンデをいただき食わず嫌いをあっさりクリアしたところで
Yuseong◇さんのクチコミを興味深く拝見しました。

そのスンデですが、屋台では必ず目に入り、長いまま横たわっていたり、とぐろを巻いて？
いるものなど見るのも恐ろしいと避けてまいりました。
しかしながらひと口大にカットされるとそれほどの恐怖心も無くにおいも気にならずで
結果、早く食べてみればよかった！と思いました。

豚肉の脂はサムギョプサルで、豚足はチョッパルで、そして今回のスンデといい、
私の豚に関する食わず嫌いは全て韓国でクリアさせていただきました。
このまま行けば内臓肉もいけるのではないかと恐怖と興味が私の中で湧いております。
そういえばクッパは日本の焼肉屋さんで締めにはよくいただきますが、韓国ではまだなので
スンデクッパも次回の食べたいリストに加えておきます。

レバーは苦手だけどあん肝大好きなのでYuseong◇さんの（臭みがなく、しっとりした食感）と
コメントされているおかずのレバーも美味しそうですね。
そしてスンデクッパ4,000ウォンとは驚きです！カフェの長い名前の付くコーヒーよりお安い
お値段で利益はあるのかしらと余計な心配までしていまいます。

いつものとおりKONEST地図を拡げての大田広域市妄想旅行ですが、こちらの近くには
宮洞ロデオ通りというのがあるのですね。
クチコミでおいしいと評判のチキン店や、コスメ店など当たり前ですがチェーン店などが
至る所にあり若い学生さんがたくさん歩いているシーンが浮かびます。
いつかひとりでふらっと行けたらいいなーと思うひとりの夜です。

mijeon様、こんにちは。

スンデ、じつは私も日本にいた時は食べられませんでした。具材よりも何よりも、渦巻き真空パックで売っているのを見て、その腸っぽい外観に「不味そう」と思っていたのでした。
そういえば、ソルロンタンも「こんな大ドンブリに具も味もない白スープって」「どの店も同じ味だし」と避けていた気が・・・。

が、テジョンに来て「農民スンデ」というあやしい名前の店（当市では有名店）に足を踏み入れて以来、市内各地で「持ち帰りひとりスンデ」「ひとりスンデクッパ」巡りが始まったのでした。
mijeon様が行かれた「ジョーズトッポッキ」、ソウルに行く機会があればぜひ行きたいお店です。

ははは、ロデオ通りですか。イケてるカフェや高級ブランド店よりも、粉食店やサムギョプサル屋、飲み屋など（しかも昼は閉まっていたり）が多く、「若い学生」はなぜか大声の中国語だったりと、ビバリーヒルズやソウルをイメージして行くと「こ、これは」ですが、ぜひ一度ご訪問を・・・。