大田広域市の「忠南大学」に近い弓洞（クンドン）のメインストリートを歩いて
いると、ふと「ファストフードっぽいごはん屋さん」が目にとまりました。
何度も通っている道なのに、今まで気付かなかったとは・・・いや、外観的には、
ごく最近できた店のようです。

ちょうどランチタイムということもあり、店内は満員です。
が、食べ終わりつつある人たちもいて、2～3分待つと着席できました。

明るく洋風な店内ですが、メニューは「ポックンパッ（チャーハン）」
「うどん、焼きそば」「どんぶり、オムライス」と、わりと和風というか日式です。
が、「ベトナム汁麺」「モンゴル丼」「サテ・ポックンパッ」など、メニューは
何だか多国籍です。この地区にも住む、ベトナム人やモンゴル人の若者たち
が食べて納得するかは何とも言えませんが。

さて、「フリカケポックンパッ（Rサイズ5500ウォン）」と「トッカルビステーキ
（8500ウォン）」を注文。さらに「軟豆腐サラダ（3500ウォン）」を頼もうと
すると、「あ、それは無料サービスで付きます」と店員さん。ランチタイムの
サービスでしょうか？？

唐辛子和えのタクアン、酢漬けキャベツ、和風の器に入っているのになぜか
コンソメ味なスープ、すぐに出てきた軟豆腐サラダを食べつつ料理を待ちます。
絹ごし豆腐っぽい「軟豆腐」にかかった黒ゴマドレッシングは、ゴマの味は
さほどしませんが、甘みの少ない、日本人好みともいえる味です。

まず、ポックンパッが出てきました。
玉子焼きがのっているのが豪華（大げさ？）です。韓国の「キムチポックンパッ」
とは異なる（あ、海鮮キムチポックンパッというメニューもありました）風味で、
どこが「ふりかけ味」なのか、という疑問はあるものの、それなりに美味です。

「トッカルビステーキ」は、ハンバーグステーキっぽい外観です。
が、「これハンバーグじゃん」と思って食べ始めたところ、食感はやっぱり
トッカルビでした。←トッカルビと名乗っている以上、当然ですが。

どの料理にも付いていた野菜サラダ、「ドレッシングも何もかかってない？」
と思ったら、全体が和風ドレッシングっぽい何かで和えられていました。
ファストフード店っぽいわりに、なかなか行き届いた配慮です。

手軽に素早く食事をしたい、でもハンバーガーやパン類より「ごはん」な気分
という時にオススメなお店です。
酒類は置いていないかな？と思ったら、カスやアサヒ、ハイネケンなどの
ビールはあるようでした。

店の看板に「www.ricestory.net」「忠南大店」とあるので
「え、全国チェーン？」とHPを見たら、じつは江南・駅三洞に本店、明洞や
新村などに支店があるようです。

が、HPの「支店案内：大田」には今回訪問の支店が載っておらず、何だ
そりゃ～と思ったら忠南大店、3月上旬現在、まだ「2月オープン予定店」
のリストに入っていました。早期の更新が望まれる次第です・・・。