竹塩、韓方、滋養といったフレーズに惹かれて「薬草マウル」を訪問。
平日の午後1時近くだったためか、入店する時、会社員風の中年男性たちが出てくるのとすれ違いました。外国語メニューがないこと、観光客の多い「光化門広場」「東和免税店」などから微妙に離れた位置にあることから、外国人観光客はさほど多くない店なのかな?と思われます。
「辛いものが苦手」「ひとりで訪問」という場合の注文は、ほぼ「竹塩参鶏湯(12000ウォン)」一択です。
生ニラや生タマネギのほか、キムチ色の漬物が3種出てきましたが、いずれもまろやかな味で、「ニンニク&ニンニク茎の漬物」と「大根キムチ」が特に美味でした。
グラグラと煮えた参鶏湯が来ました。←ひと口食べようとスプーンを入れると、グラグラはパッタリと止みます。
透明なスープから立ちのぼる、高麗人参とは少し違った「韓方臭」、ギンナンやクリと共に入った「苦味のある何かの根(記事にある『キバナオギ』?)」など、通常の参鶏湯とは趣きが異なりますが、「滋養」に良さそうです。あ、鶏肉は適度な柔らかさとシットリ感があって、こちらもなかなか良でした。
・・・が、ひとつ気になることがありました。
コネスト記事には確か「1テーブルにつき1本サービス」と記載されていた「健康酒」が出ません。
1)廃止された 2)おひとり様だから出ない 3)昼だから出ない 4)女性だから出ない
などの可能性を考えたものの、茶碗や皿と一緒に置かれているのはどう見ても「お猪口」です。
ワゴンを押して何か作業中のおにいさんに、
「あのー、コネ○トという日本語サイトで、1テーブルに1つ、お酒が出るというのを見たんですが」
と言ってみると、「あっ
いまお持ちします」と白いトックリを持ってきてくれました。
冷たい「健康酒」は、薬草風味と、ごく僅かな甘草風の甘みがあって、元気の出る感じです。訊いてみて良かった
と喜びつつ、お猪口に約3杯分の健康酒を一人で完飲したら、ちょっと酔っ払いましたが。←焼酎程度のアルコール度数があると思われます。
ということで、「おひとり様訪問」される方、ランチタイムに行かれる方も、「健康酒」が忘れられていたら「あのー」と訊いてみられる事を強くオススメする次第です。