冬が終わる前に小豆粥を食べておこうと、三清洞の「美談」に出かけました。
中庭への入口には、日本の女性雑誌の紹介記事らしきものが貼ってありました。確かに、アラサー世代以上の日本女性に愛されそうな韓国スタイルです。

事務所（？）から静かな雰囲気の女性が出てきて、「お茶をお召し上がりですか」と座敷に案内してくれました。コネストの「閨房都監」紹介記事に「こぢんまりとした」とありますが、記事写真のイメージ以上に小さな部屋です。

小豆粥を注文して待つ間、メニューを見てみました。韓国語と、機械翻訳風な日本語の説明つきです。
「ぜんざい」のページを見ると「代表的な老化防止の食品である小豆は」と始まっています。「体内水気せりふ」は「体内水気『代謝』（台詞と代謝が同音なので）」、「章の機能」は「腸の機能」と思われますが、これまで、小豆粥を食べるときにアンチエイジング効果や代謝について考えたことはありませんでした。病は気からというか、イワシの頭も信心からというか、「体に良いもの」への期待が高まります。

注文の品が出てきました。メニュー写真に搭載の「クリ」の姿はなく、ナツメやクルミ、松の実が載っています。じつはクリの方が好きですが、老化防止と代謝について考えた後なので、ありがたく食べることにします。汁粉部分には、白くて柔らかい団子が数個沈んでいました。
さらに、ドゥングレ茶のような温かいお茶と、油菓まで添えられています。7000ウォンのメニューとしては大変な盛り沢山さです。

靴を履いて中庭に出ると、先ほどの女性が会計に出てきて「ありがとうございました」と日本語で挨拶などしてくれました。

部屋のあちこちに見られる刺繍アイテムも良い感じですが、ぜひメニューも見てみて下さいね。何となく、入店前より元気になって出られる気がしますので・・・。