昨夜未明に降った雪の残るソウルですが、新村の「イ・オンニョパッチッ」にかき氷を食べに行きました。

飲食店とビルの間にある、古宮のような祠（ほこら）のような不思議な外観の建物です。
店内も、路地のような不思議な注文カウンターに、座敷っぽい客間という、ちょっと変わった構成です。部屋ごとに、ハイカラな洋館風、韓屋風、ブックカフェ風と、少しずつ雰囲気が違います。段差のある座敷に上がるので、靴を脱ぐのかと思いきや、「靴ははいたままでお上がり下さい」と掲示があります。

店に付く前にまた雪が降りだして冷えてきたので、かき氷は断念して「かぼちゃのシッケ（3000ウォン）」と鯛焼き（1500ウォン。小豆あんを選択）を注文。待ち客は1人でしたが、呼び出しブザーを渡され、わりと待ちます。ふと厨房を見ると、鯛焼きは作り置きではなく、私の1匹をわざわざ焼いてくれているようです。

「かぼちゃラテ」は韓国でよく見ますが、かぼちゃシッケは珍しい気がします。あっさり味ながらも水っぽくはなく、シッケ風のベース味も感じる不思議な飲み物です。
鯛焼きは、韓国にありがちなフワフワカステラ生地ではなく、表面はパリッとして、身の部分は少し餅っぽい、これも少し不思議な食感でした。あんがギッシリ詰まっていて、良い感じです。

庶民価格＆美味で、エキゾチックというかモダンというか、北村とか仁寺洞とかとはまた違った雰囲気の「韓屋」を体験できる、非常にオススメな場所でした。新村・梨大方面にお越しの甘いもの好きな方、ぜひ一度お試しを・・・。

※ところで、店の前には出前バイクがとまっており、メニューにも配達可能時間帯の記載がありました。「あずき粥の出前」を頼むとは、どういう客層なのでしょうか？？