明洞の、南大門税務署と明洞聖堂の間くらいの場所に「天安名物イェンナルホドゥクァジャ」と看板を出した、菓子店のようなカフェのような店があります。同名の店を天安市で見た記憶があること、看板に「天安本店直営」とあることから、ホドゥクァジャ(クルミ菓子)の本場である忠清南道・天安に本社を持つ店のようです。
きょうの昼に店の前を通ったら、買いそうなオーラが出ていたのか、1個試食させてくれました。
餡はアズキ味なのに、なぜか白餡っぽい色です。「どうしてこういう色なんですか」と訊いたところ、店長らしき中年氏は「近年、ホドゥクァジャの小豆は、中国など外国産のものが使われています(←この店に限らず、有名店でも原材料表示を見るとわりと中国産です)。表皮を取り除くことで、農薬等の除去と、ソフトな味・食感を・・・」と解説してくれました。
確かに、餡は上品でソフトな味です。また、作りたてで温かく、表面がサクッとした食感でとても美味だったので、「間食用(個包装&箱入りでなく、ふつうに紙袋入り)」を12個(3000ウォン)購入。
家に持ち帰るまでには当然冷めましたが、ちょっともっちりした香ばしい生地で、大きめに切られたクルミもカリッとしていて、非常に良い感じです。本場・天安の気概を感じる「ひと味違う餡」、一度お試しを