駐車場通りに面した「キングコングマザース キムパッ」というカフェ風キムパッ店の前には、「立入禁止」という立て看板が出ています。
「日本極右主義者」とあるので、さすが多種多様なカフェの街、反日カフェまで登場かと思ったら「権力へ追従する法曹人・教授」など、韓国人対象と思われる内容も十数項目並んでいます。
店内の客は若者ばかりで、また、禁止するまでもなく、日本極右主義者(が韓国語の案内書きを読むのかは別として)や権力に追従する法曹人・教授が弘大の粉食カフェに食事に来る気もしないので、難解なジョークの一種かもしれません。
過激な立て看板に似合わず、「エコ・フレンドリーな店」「お母さんの味」とのこと。11月中旬の午後に入店してみました。
店の前に写真が出ていた「キングコング八珍ラーメン 4800ウォン(ホワイト)」を注文しようとしたら、「にほんじんですか。おまちください」と店員くん。来た、立入禁止か!と思ったら、日本語可な別の店員くんが出てきました。じつは「日本語可」な店員はあと2人いるそうです(そういえば、店内の客にも日本人らしき青年くん達がいました)。
さて、10分近く待った後、「大変お待たせいたしました」と注文の品が登場しました。
高級中華料理店などで目にする「八珍」という単語を使用しつつ、麺はインスタントの縮れ麺かい
というギャップはありますが、貝やイカなどの海鮮具材、カイワレ、サラダに入っていそうな生野菜など、なかなかヘルシーな、どこか和風な外観です(日式居酒屋なども経営する会社のチェーン店のようです)。麺はアルデンテとでもいうべき、やや硬めの茹で加減で、適度な歯応えがあります。スープは、青唐辛子系の辛みはありつつも、通常のインスタントとは若干異なるソフトなシーフード風味でした。
周囲を見ると、料理風の卵巻きキムパッ、洋風のスパム&卵焼き丼など食べている客もいて、こちらもなかなか美味しそうでした。再訪時にはご飯ものを試してみたいものです。