地下鉄6号線「望遠」駅近くに「작은아씨S Bakery」という木製看板を出した店があります。「小さなお嬢さんのパン店」だと思われますが、店内にも奥の作業場にも女児の姿はありません。また、「S」は小文字にしては大きく、所有格を示す「’」も付いていません。通るたびに何となく気になっていました。
11月はじめの昼に、「豆乳食パン(2500ウォン)」と「小さなお嬢さんのパウンドケーキ・ヨモギ味(3000ウォン)」を買ってみました。ふんわりしつつも食べ応えのある円筒形のパン(元々1枚ずつに切った状態で袋に入っていました)、しっとり高密度で健康的なヨモギ味がするパウンドケーキ、両方なかなか美味でした。
スタイリッシュとかクールとかではない、ほのぼのとしたオシャレ感のある店で、上記の通り、パン類もそれなりにおいしいのですが、この店の最大の魅力は、やはり「店名」です。カウンターにいた女性店員に、その由来を尋ねそびれたのですが(小柄な女性だったので、もしかすると彼女のことかもしれませんが)、望遠駅方面に行かれる方、一度立ち止まってみて下さいね