仁寺洞というか、鍾路3街駅近くに「나무그늘에서..(ナムクヌレソ=木陰で)」と看板の出たビルがあります。地上階がギャラリーで、地下1階がカフェのようです。メニュー写真を見ると「焼き餅」「カレトッ」と、洋風の建物なのに餅メニューが目立ちます。
ひとり茶でもしようと思いつつ、地階に下りてみました。広々とスペースを取った吹き抜けの贅沢空間です。地下3階ぐらいの場所には、コンサートホールのようなフロアが見えます。
注文はカウンターで行なうようです。他の客のテーブル上にある餅を見たら、食後のひとり茶には量が多そうなので今回は断念し、伝統茶メニューから「タングィチャ(=当帰茶。6000ウォン)」を注文。
ソファ席に着席してすぐに、店員嬢が「当帰は残量が1人分に足りないので、別のものを・・・」と恐縮の表情でやって来ました。
メニューの一番上にあった「メミルコピ(=蕎麦コーヒー。3900ウォン)」を頼んだところ、店員嬢は「これは、江原道産のソバを使用した、店主オリジナルの、当店でしか味わえないメニューでございます」と、声量は控えめながらも雄弁に語った後、カウンターに戻ってゆきました。そんなスゴいものなら、最初から薦めてくれれば良かった気もしますが・・・。
当帰茶との差額2100ウォンと共に「メミルコピ」が運ばれてきました。
ベースの飲料は、砂糖・ミルク入りの韓国コーヒーのようなものですが、上にプチプチと弾力のある穀物が浮かんでいます。噛んでみると、たしかに蕎麦味のような気もします。美味しいかマズいかというと・・・よく分かりません
1階から始まるギャラリーでは、50点ぐらいある作品がぜんぶ「地平線」という題名の、謎の個展が開催中でした。この個展はまもなく終了のようですが、展覧会・催事自体は頻繁に行なわれているようです。
次回は、食事として「宮中トッポッキ&アメリカーノセット」でも頼んでみたいものです。画廊好きの方、餅好きの方、一度お立ち寄りを
※店名は、一瞬「ナムクヌル(木陰)」に見えますが、「ナムクヌルという店は他にございますが、当店はナムクヌル+エソで『ナムクヌレソ』でございます」とのことでした。←最後の「..」も店名の一部かは訊いていませんが。