夏の間はカフェ、パン店、ファストフード店、韓菓店がこぞって出している「ピンス（かき氷）」ですが、10月も半ばになると次第に姿を消してゆきます。「ピンス通年提供カフェ」に行かないと食べられない時期が来たようです。

新村の「podpodpod」に行ってみました。パッパッパッという発音と、小豆をかたどった店名ロゴに、韓国語表記は「팥（パッ＝あずき）」3文字かと思ったのですが、どうやら違う字（팟팟팟）のようです。

店の前には、あずき、マンゴ、タルギ（いちご）の写真が出ています。
テイクアウトも可能なようですが、「タルギピンス」を店内で食べていくことにしました（7000ウォン）。

呼び出しブザーを見つめて待つこと4～5分。白くて美しい「山状のアイスパウダーのようなもの」がカウンター上に出てきました。器とスプーンはどうやら真鍮製です。

ソースに漬かった煮イチゴを一度に全部かけると、氷の山の斜面を流れ落ちそうなので、まず40％ぐらいをかけて上部から食べてみました。
アイスパウダー全体が何となく練乳風味だったり、食べ進んでみると氷の層にもイチゴソースがサンドされていたりと、いろいろ配慮のあるピンスです。フワフワした粉雪状ではなく、積もった粉状の氷なので、ひとりで完食した感想は「第一印象より量が多いかも・・・」でした。←飽きがくる感じではありませんが。

簡素で軽めの外観ながら「真鍮系」の本格味で、おそらく一年中ピンスで勝負な店と見受けられました。目立たない裏通りの店ですが、冬でもピンスを！という方は一度前を通ってみて下さいね。