北村の「斎洞小学校」と道路をへだてた向かい側、「北村博物館」のすぐそばに、「カフェ ソダムトッパン」という韓屋風の小さな店を発見。
前に通った時には無かったような・・・と思いつつ、入口らしき場所から入ろうとすると、それは「窓」でした。入口は裏手にあるようです。
入口を入って左側には、餅売場があります。見た感じ、ソルギも餅も薬食もけっこうセンスのよい姿です。
着席して、英語併記のメニューをしげしげ見た後、「雀舌茶(アイス5500ウォン)」を注文。
味は日本の緑茶と似た感じですが、色は黄色で、スッキリした飲み口です。
一緒に運ばれてきた餅2個は、柔らかいながらも新鮮な歯応えがあり、具材のナッツ入りシロップは適度な甘さで、非常に美味でした。
ところで、店内にはなぜかJ-popが流れており、平井堅の「大きな古時計」など聞きつつ伝統餅を食べることに・・・。
誰の趣味だろうと不思議に思い、カボチャのソダム(1500ウォン)を1つ買いながら、「店に日本語できる人とかいるんですか」と訊いてみると、店の若者が「今はいませんが、レインボーにいる妹が時々手伝いに来ます。彼女は日本でも活動しているので、日本語ができます」 との答え。
確かに、店に貼られた芸能人の写真数枚の中には、歌手グループ「RAINBOW」のチョン・ユネ嬢の姿があります。でも、彼女は確か大田広域市出身なので、店主の家族ではないと思われます。
「7人のうち、どの子だろう」「この店の餅匠は『崔(チェ)氏』らしいが、あのグループにチェという名字の子はいないような」「まあ、芸名かもしれないし」「というか、あの若者は崔家の息子ではないかもしれないし」・・・と色々考えつつ店を出たのでした。
開店祝いの花が店内に幾つも置かれていたので、いつオープンしたのかと訊くと、1ヶ月ほど前とのことでした。
帰宅後のリサーチによると、この「ソダムトッチッ」は、麻浦区望遠洞の「キョンギ(京畿?)トッチッ」という店の息子たちが立ち上げた新ブランドのようです。
簡易なつくりの店ですが、餅類はなかなか本格派の美味なので、安国駅~北村方面に行かれる際には一度お試しを